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半導体学会の評価方法

同じ学会を、業界の量産動向を追う場として最上位に挙げる人と、原理や測定手法を学ぶ場として下位へ回す人がいます。どちらも公式programという同じ根拠を持っているのに、学会の価値を1つの総合点へ押し込むと、この差が総合点の内側へ埋もれます。このサイトでは、学会の位置づけ、産業動向への有用性、学術的な深さ、研究の性格、地理的な到達範囲、シリーズの継続性を、別々の欄へ分けて表示します。

7つの表示とは、1つの学会seriesについて、公式program、committee名簿、sponsor一覧、公式CFPなど観測できるsourceから別々に埋める7つの欄です。標準の優先軸は 産業動向への有用性 です。企業が何を発表し、どの技術や量産課題へ人を出し、運営やecosystemへ関与しているかを追いやすい学会を先に案内します。基礎研究や方法論を深く学びたい読者には、別の「学術的backboneを学ぶ順」を用意します。読み終えたところで、Tierの高さ、産業動向の強さ、学術的な深さの3つを、別々の材料として比べ、どの会議を今期追うかを絞れるようになります。

表示答える問い公開表示
Position Tier半導体の研究・技術動向を追う際にどの位置づけかSS / S / A / B
産業動向への有用性企業・技術・標準化・量産動向を追いやすいか非常に強い / 強い / 一定 / 限定的
学術的な深さ査読、archival contribution、原理や方法論を深掘りできるか非常に強い / 強い / 一定 / 限定的
研究の性格産業、産学連携、基礎研究のどこに重心があるか産業動向中心 / 産学連携型 / 基礎研究中心 / 混合
地理的な到達範囲発表・運営・産業ecosystemがどこまで広がるか世界規模 / 国際 / 地域国際 / 主に国内
シリーズの継続性何cycle継続し、現在も安定しているか長期継続 / 確立 / 発展中 / 新興
分野別に見る順特定用途・特定サブ分野で次に見る学会はどれか産業動向を見る順 / 学術的backboneを学ぶ順

7つの欄は、それぞれ別のsourceから埋めます。発表programの所属組織構成、複数committeeの名簿、sponsor / partner / exhibitorの一覧、公式CFPとproceedingsは、同じ学会の別々の面を写した材料です。Leiden Rankingは責任ある利用のページで1、size依存の指標とsize非依存の指標を別々の目的のものとして区別し、複合indicatorを避ける立場を述べています。学会の表示を7つに分けるのも同じ理由です。

図17つの欄と2つの並び順
観測できる公式source公式programcommittee名簿sponsor / exhibitorCFP・proceedings7つの欄をそれぞれ別に埋めるPosition Tier産業動向への有用性学術的な深さ研究の性格世界・分野・地域の位置企業・標準化・量産を追えるか査読とarchive形式産業 / 産学連携 / 基礎研究地理的な到達範囲シリーズの継続性分野別に見る順7欄の合計とTierは別の欄所属機関の国・地域completed cycles数次に追う学会の並び産業動向を見る順第1軸 = 産業動向への有用性最後の同条件比較にシリーズの継続性学術的backboneを学ぶ順第1軸 = 学術的な深さ基礎研究中心のseriesも上位へ残す同じ学会でも、欄ごとに強い / 限定的が入れ替わります
7つの欄は別々の公式sourceから埋まり、2つの並び順はそれぞれ別の欄を第1軸に使います。Position Tierは7欄の合計点とは別の段階です。

図1のとおり、埋める材料の入口は4種類、出口は2つの並び順です。同じ学会でも、産業動向への有用性が「非常に強い」で学術的な深さが「一定」になる組み合わせがあり、その逆もあります。7欄を1つの点数へ足すと、この組み合わせが消えます。

Position Tierは、半導体の研究・技術動向を追うための編集上の目安です。公式ランキング、学術的な格、採択難度を同じ尺度で測った順位ではありません。学会一覧には、個別の判断理由、公式資料、確認日、留保を掲載します。同じ分野・同じ形式の会議を比べるために使ってください。

Tier意味主な条件
SS半導体中核の最優先会議デバイス・プロセス・集積回路の中核を継続的に追う最優先群。他分野に対する学術的な優越を意味しない
S主要分野flagship、または国際性のある地域最高峰主要サブ分野のleading series。地域最高峰の場合も複数国へ届き、産業または学術のどちらかが非常に強い
A有力な国際・専門会議専門領域の有力会議や隣接分野の主要大会。テーマによってSと同等以上に優先する
B確立した専門会議・技術イベント特定テーマ、地域、実務の目的に合わせて追う。研究の質が低い、採択が容易という意味ではない

個別監査では、主催団体、継続性、技術プログラム、投稿・選考形式、分野内の役割、半導体との接点を読み合わせます。公式の「premier」「flagship」という自己紹介、開催国、歴史の長さ、協賛企業の規模だけでTierを決めません。基礎物理・材料の総合大会、展示会併催の技術会議、査読論文会議、親イベント内の子会議は比較単位が異なるため、その違いを判断理由に明記します。

TierはSS / S / A / Bの4段階です。個別監査の「位置づけを支持」「評価に幅あり」「評価を修正」「根拠不足・暫定」「系列・対象範囲に留保」は、公式資料を読んだ上での編集判断です。国際性や採択率を全件同じ母集団で測定済みという意味ではありません。資料を確認できない場合は暫定とし、自動的に低いTierへ落としません。査読論文、要旨選考、講演提案の選考も区別し、採択率が未公表なら推測しません。

Tierが高い学会ほど産業動向にも学術にも強い、と受け取られやすい箇所です。実際にはSSのseriesでも産業動向が「一定」にとどまる場合があり、Aのseriesが特定サブ分野で「非常に強い」を持つ場合があります。Tierと他の6欄を混同したまま順位を作ると、産業動向を追う読者と原理を学ぶ読者が同じ表を使えなくなります。DORAは定量指標の責任ある利用のguidanceで2、clear、transparent、specific、contextual、fairの5原則を挙げ、指標ごとの限界を書いたうえで用途に合わせて使い分ける手順を示しています。

次の6つのsignalを、それぞれ別の欄へ記録します。

  1. accepted presentationを基本とする発表者の所属組織構成
  2. 複数committeeを合算した運営組織構成
  3. sponsor、partner、technical sponsor、exhibitorの全リスト
  4. 同じ企業・技術群が複数のsignalに出現するか
  5. product、manufacturing、roadmap、standards、量産導入へつながるprogram topic
  6. 1社への集中か、複数社・複数技術へ広がるecosystemか

sponsorは購入可能な露出でもあるため、「非常に強い」「強い」の付与にはprogramを必須条件にし、committeeや技術topicなど別のsignalでも同じ企業群を数えます。スポンサー掲載から先の顧客関係、売上、共同研究は、公式sourceに書かれた範囲だけを本文へ載せます。

図2signalが表示へ届くまで
発表program(必須)所属組織構成を数える運営committee複数committeeを合算sponsor / exhibitorpartnerを含む全リスト複数signalでの重複同じ企業・技術群が複数のsignalに出現するか非常に強い / 強いprogramに出現した企業群一定 / 限定的sponsor掲載だけの経路sponsor掲載だけの経路は 一定 / 限定的 にとどまります。programでの出現を必須条件にします。1社に集中したsignalは、ecosystemの広がりの欄で別に記録します。
「非常に強い」「強い」はprogramでの出現を必須条件にし、committeeや技術topicでも同じ企業群を数えたときだけ付きます。sponsor掲載だけの経路は「一定」「限定的」にとどまります。

図2の入口はprogramです。sponsor一覧とcommittee名簿は、programで出現した企業群がどこまで広がるかを足す補助signalとして働きます。企業比率を表示するときは、full accepted program、invited speaker sampleなど観測した母集団を併記します。掲載中の学会は主要半導体学会一覧に並び、そこから個別ページへ進みます。

大学・研究機関の比率が高いseriesにも、学術的な深さは次の6項目から別に付けます。公式CFP、author guide、proceedings、書誌情報が材料です。

  • 査読方法とreview criteria3
  • abstract、digest、full paperなど投稿物の深さ
  • proceedings、DOI、journal extensionなどのarchival form
  • 原理、材料、デバイス物理、measurement、methodologyのprogram depth
  • 分野・年・work typeをそろえた学術的影響
  • 公式ページに掲載がある場合だけ用いるsubmission / acceptance情報

IEEEはconference author centerで、single-anonymousとdouble-anonymousという2つの査読方式を挙げ、多くのIEEE刊行物がsingle-anonymousだと述べています。学術的な深さの欄には、査読の有無に加えてこの方式まで記録します。

大学・研究機関と企業の構成比は「研究の性格」欄へ入れ、学術的な深さの点数からは切り離します。

地理的な到達範囲は、発表者、committee、sponsor / partnerの 所属機関の国・地域 で測ります。名称の International、開催言語、人の国籍は、この集計から切り離します。Leiden Rankingも、国際共著の指標を4、複数国の機関が共著した論文の数と比率として数え、論文の住所欄から国を拾っています。

発表programを主な判断材料にし、運営committeeと産業ecosystemで補助します。committeeは個人別の国・地域一覧を伏せ、「複数地域の運営参加あり」のような集約された理由だけを示します。原則として直近3 completed cyclesを集計し、持ち回り開催の1年だけを根拠に地域学会へ分類する運用は避けます。

表示programで確認する開始条件継続・補助条件
世界規模開催国外50%以上、最大国50%以下、偏りを考慮した実効国・地域数6以上、意味のあるmacro-region 3以上committee、開催地rotation、公式world scopeのうち複数で継続性を確認
国際開催国外30%以上、最大国70%以下、実効国・地域数3以上、macro-region 2以上原則3 completed cyclesで維持。単年だけなら暫定扱い
地域国際3か国以上、開催国外20%以上で、参加の80%以上が同じmacro-region地域scopeと整合し、単一国内だけに閉じていない
主に国内開催国80%以上かつ実効国・地域数3未満、または開催国70%以上で国・地域集中がともに強い他のsignalに明確な国際性があれば再確認

実効国・地域数は、参加国数に1か国への偏りを織り込んだ値です。10か国参加でも1か国が大半を占めるseriesと、複数国へ均等に広がるseriesは、この値で別の区分へ入ります。

歴史の長さは、現在のqualityとは別の材料です。同じ分野、同じprofile、同じ到達範囲のseriesが並んだときに限り、長く途切れず開催されるseriesを安定した監視対象として先へ回します。

表示条件
長期継続30年以上、原則10 completed cycles以上、直近の開催継続性80%以上、現在active
確立10 completed cycles以上、または15年以上で開催継続性70%以上、現在active
発展中3–9 completed cyclesで現在active
新興0–2 completed cycles

改名、統合、前身seriesがある場合は、公式ページでcontinuityをたどれる範囲だけをつなぎます。創立年の古さは、Tierと「見る順」の順位から切り離したまま、継続性の欄だけに記録します。

継続性まで埋めた学会は、分野・サブ分野ごとの並び順へ入ります。分野・サブ分野別に見る半導体学会では、異なる分野を混ぜず、次の2 viewを切り替えます。

標準viewです。産業動向の強さを第1軸にし、その後にPosition Tier、地理的な到達範囲、対象cycleの新しさ、programの広がりを、この順で比べます。シリーズの継続性は最後の同条件比較だけに使います。

学術的な深さを第1軸にし、その後にPosition Tier、地理的な到達範囲、査読・archiveの深さ、対象cycleの新しさを、この順で比べます。基礎研究中心の学会は、産業動向の強さが「限定的」でもこのviewの上位へ残します。

図32つの並び順の比較
産業動向を見る順(標準view)① 産業動向の強さ② Position Tier③ 地理的な到達範囲④ 対象cycleの新しさ⑤ programの広がり最後 : シリーズの継続性(同条件比較だけ)学術的backboneを学ぶ順① 学術的な深さ② Position Tier③ 地理的な到達範囲④ 査読・archiveの深さ⑤ 対象cycleの新しさ産業動向が「限定的」でも上位へ残す第2軸と第3軸は共通。第1軸と第4軸で並び順が入れ替わります。
2つの並び順は第2軸と第3軸を共通に持ち、第1軸と第4軸だけが入れ替わります。シリーズの継続性は、産業動向を見る順の最後の同条件比較にだけ使います。

図3のとおり、2つの並び順が共有するのは第2軸のPosition Tierと第3軸の地理的な到達範囲だけです。第1軸と第4軸が入れ替わるため、同じ分野でも先頭に来る学会が別のseriesになります。

公開の番号は、同じ分野・サブ分野に比較可能な学会が5件以上そろい、隣接順位が安定し、差の理由を書ける場合だけ表示します。3条件のどれかが欠けるあいだは「必須グループ」「重要グループ」「先行グループ」などのまとまりで示します。1つの学会が複数サブ分野に所属し、それぞれ異なる位置になることがあります。

まず学会TierマップでTierと対象学会を選び、各学会の研究ページで評価理由と公式sourceを確認します。発表者所属の母集団、対象cycle、根拠が足りなかった項目も自然な文章で示します。

根拠が欠けた軸は、空のカードを出さず公開面から外します。根拠の不足は、低品質やCという表示へ振り替える代わりに、その軸だけを非表示にして残します。

7つの欄は最新completed cycleを基本に更新します。現行cycleが途中の段階では、部分sampleをcompleted cycleと別の行へ記録し、全体の比率へ足すのは次のcycleが完了してからにします。公式sourceが差し替わった場合は同じ手順で埋め直し、根拠が欠けた軸は公開表示から外します。

7つの欄は、装置や工程の仕事で今期どの会議へ人を送るかを絞る場面と、研究室選びや転職で一次情報の集まる会議をたどる場面の両方で使います。同じ分野で候補が2つ以上残ったときに次へ進む軸は、開催時期と投稿締切です。半導体学会・締切DBで開催サイクルと投稿・採択・会期の日付を比べ、学会の分野・Tier一覧で同じ技術テーマを持つ会議へ移動してください。

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    IEEE Conference Author Center: Understand Peer Reviewconferences.ieeeauthorcenter.ieee.org ↩
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