計測機器 温度計・温度センサ
安立計器
表面温度の専門メーカーが、半導体装置の温度を測る
表面温度計の専門メーカーが
熱電対付きウェーハと光ファイバー温度計で半導体製造装置の開発と装置内の温度測定に入っています。
安立計器は 表面温度計 を主力に、温度の測定と校正を自社で手がけるグループ従業員84人の温度計メーカーです。 半導体向けには 熱電対付きシリコンウェーハ を作っています。 主要顧客には東京エレクトロンが入ります。
- 従業員(単体) 70人 男性33人・女性37人
- 技術部の平均勤続年数 18.4年 2024年8月1日時点の技術部の実績
- 月平均所定外労働 8.5時間 有給休暇の取得は平均11.5日
単体従業員の男女構成人 · gBizINFO(職場情報総合サイト)
- 女性37人
- 男性33人
この会社の要点
01立ち位置
何の会社として比べるか
安立計器はグループ従業員84人の温度計メーカーです。 半導体には、装置の開発に使う測定用ウェーハと、装置内で使う光ファイバー温度計で関わります。
グループ全体と単体の従業員数
従業員数
半導体装置向け温度計測
半導体製造装置の開発、プロセス条件出し、ウェーハの温度分布計測に使う熱電対付きシリコンウェーハです。 ウェーハサイズ、熱電対の点数、絶縁被覆の種類を組み合わせて注文でき、特注品にも応じます。 使用温度範囲は0~500℃です。
- AWシリーズ
- AW-0505K-A-TS1-ANP
- AW-0505K-S-TS1-ANP
半導体装置向け温度計測
熱電対や白金(Pt)、サーミスタなど金属を使う電気式温度計では測りにくい環境でも、ノイズや自己発熱の影響を受けずに温度を測れます。 会社はこのシリーズを半導体製造装置用、マイクロ波加熱装置用としています。 汎用タイプは1チャンネルと4チャンネルの2タイプで、FLC-1000シリーズは装置組込に向く形です。
- FLシリーズ
- FLC-1000シリーズ
温度校正
内部温度には世界標準の基準定点がありますが、表面温度には定められていませんでした。 会社は表面温度の基準を確定する目的でACSIIシリーズを開発しました。 校正範囲はACSII-1000が30~300℃、ACSII-2000が30~500℃です。
- ACSII-1000
- ACSII-2000
- ACSII-4000
電子部品製造の温度計測
電気・半導体分野の使い方として、レジスト装置内のステージ温度、ダイボンダーの金型温度、リフロー炉内の基板温度の計測を挙げています。 自動車、食品、医療・製薬などと並ぶ用途の1つです。
- 表面温度センサ
- 温度測定器
02収益
どこで、どれくらい儲けているか
主力は表面温度計と温度センサです。 校正器のような高額品も持ち、表面温度校正器ACSII-1000の希望小売価格は130万円です。
37.2万円
代表形名AW-0505K-A-TS1-ANPの価格です。 ウェーハサイズや熱電対の点数を組み合わせて注文できます。
主な製品の希望小売価格
03強みとリスク
強みと、リスク・検討点
強みは、表面温度の測定法と校正器の両方を自社で開発してきたことです。 光ファイバー式で、電気式では測りにくい装置内の温度にも手が届きます。
強み
- 表面温度の測定法から校正まで自社で開発してきた
1963年に表面温度測定法を発明し、表面温度検出端US型を発売しました。 1986年には表面温度校正器ACS-Iシステムを開発しています。 2007年にはJCSS(計量法校正事業者登録制度)の認定を取得しました。
沿革 - 電気式で測りにくい環境を光で測れる
蛍光式光ファイバー温度計は、電気式温度計では測りにくい環境でも、ノイズや自己発熱の影響を受けずに温度を測れます。 会社はこのシリーズを半導体製造装置用として製品化しています。
蛍光式光ファイバー温度計シリーズ - 半導体装置と他産業の両方に顧客がいる
主要顧客には東京エレクトロン、キヤノン、ソニー、TDK、大日本印刷が載ります。 トヨタ自動車、日清食品、武田薬品工業、産業技術総合研究所も並びます。
会社概要 - 表面温度の基準づくりを担う
会社は表面温度計測器のトップメーカーの責任として、表面温度基準の確定を目的にACSIIシリーズを開発したとしています。
温度校正器 ACSⅡシリーズ - 自社製品の校正と修理を引き受ける
熱電対温度計、蛍光式光ファイバー温度計、放射温度計、温度校正システムの一般校正と、JCSS校正を受け付けています。
校正・修理
リスク・検討点
- 半導体は用途の1つにとどまる
用途別の案内は、自動車、食品、医療・製薬などと並べて電気・半導体を載せています。 半導体装置の仕事だけを続けたい人には合わない可能性があります。
温度計を用途から探す - 測定ウェーハは高温ほど許容差が広がる
AWシリーズの使用温度範囲は0~500℃です。 許容差は低温側で±2.5℃、高温側で±8.0℃に広がります。
熱電対付きシリコンウェーハ AWシリーズ - 新卒採用の枠が小さい
2022年度から2024年度まで、新卒採用者数は毎年1名でした。
リクナビ 27年卒 技術職 募集ページ - 技術職は山梨工場へ短期転勤がある
技術職は、キャリアに応じて山梨工場へ短期で転勤することがあります。 営業職は大阪・名古屋の営業所へ転勤することがあります。
採用FAQ
04待遇
給与、初任給、休日、手当
新卒の初任給は修士卒264,500円、学部卒248,500円です。 2025年度の賞与は6ヶ月分で、年間休日は125日です。
新卒初任給(月給)
- 勤務時間と休暇
- 勤務は8:30~17:15で、完全週休2日制(土・日)に祝日、夏休み、年末年始が加わります。 有給休暇は初年度10日、最高40日です。 条件は 新卒採用 募集要項 に載っています。
- 残業と定着
- 年間休日は125日、月平均の所定外労働は8.5時間です。 技術部の平均勤続年数は18.4年です。 配属後は所属先で約2か月の研修があり、技術部ではスポット溶接2種を受検します。 リクナビの募集ページ
- 福利厚生
- 計機企業年金、財形貯蓄制度、借上社宅制度があります。 育児休業は原則1年間(最大2年間)取れます。 福利厚生・各種制度
- 入社後の研修
- 入社後に約2週間の社内研修があり、各部署での研修に山梨工場と外部研修も含みます。 採用FAQ
単体従業員の男女構成
- 女性37人
- 男性33人
05勤務地と職種
どこで、どんな仕事をするか
本社は東京都目黒区です。 設計から製造、校正までを本社と山梨工場で行い、営業は名古屋と大阪にも拠点を置きます。
技術職の仕事
- 温度センサの設計
- 特殊品の試作
- 製造
- 検査
- 組み込みソフトウェア
- 評価・実験
募集ページと先輩社員の声に出てくる仕事です。
06これから
会社が次に取りにいくもの
2023年に山梨工場の新棟が稼働しました。 営業社員は海外売上の比重を高める目標を語っています。
これからの材料
- 山梨工場の新棟
- 2023年に生産設備増強のための資材棟が竣工・稼働しました。 沿革
- 海外販売の歩み
- 1966年に海外への輸出を始め、1989年にANRITSU METER COMPANY OF AMERICAを設立しました。 2011年には北中米でShinyei Corporation of Americaと代理店契約を結んでいます。 沿革
- 海外売上の目標
- 海外営業の社員は、海外売上のウェイトを現在の倍以上にしたいと語っています。 先輩からの声
- 半導体装置への組込
- FLC-1000シリーズは装置組込に向く形の蛍光式光ファイバー温度変換器です。 蛍光式光ファイバー温度計シリーズ
顧客ごとの特殊品開発
技術職は営業と顧客先へ同行し、課題を聞いてセンサや計測器をゼロから設計します。 依頼の例には、高電圧ノイズが出る半導体製造装置で正確に温度を測りたいというものがあります。 新人はまず難易度の低い特殊品のカスタム設計や評価・実験から担当します。
07入口を選ぶ
専攻から、入口を1つに絞る
入口は新卒の技術職です。 受付があれば、AWシリーズと光ファイバー温度計の仕組みを説明できる状態で臨みます。
技術職(製品開発・設計・製造)
新製品開発では、ハンディ温度計や放射温度計、校正システムの新しいモデルを開発します。 特殊品開発では、営業と顧客先へ同行して課題を聞き、設計から試作・製造・検査まで手がけることもあります。
リクナビ 27年卒 技術職 募集ページ応募前の3手
- 技術職の受付の有無を会社に問い合わせる
- AWシリーズの温度帯別の許容差と、光ファイバー式がノイズの影響を受けない理由を自分の言葉で説明できるようにする
- 山梨工場への短期転勤の時期と、半導体装置向け案件の担当比率を説明会で聞く
面接で使う技術語
- 熱電対
- 表面温度測定
- 蛍光式光ファイバー
- 温度校正
- ノイズ対策
- 熱設計
技術職の対象は理系大学院・理系学部の全学科で、勤務候補地は東京都です。
他社との違いを一言で
- 熱電対付きウェーハ
坂口電熱
坂口電熱は300mmウェーハに対応し、使用温度は常温~1200度、全品受注生産です。安立計器のAWシリーズは0~500℃で、サイズや熱電対の点数を選んで注文できます。
- 熱電対付きウェーハ
大和鉄原工産
大和鉄原工産は2〜12インチ、常温〜1200℃に対応し、SiC基板でも製作できます。安立計器は測定ウェーハに加え、光ファイバー温度計と表面温度校正器を自社で持ちます。
- ウェーハ温度モニタ用熱電対
川惣電機工業
川惣電機工業は熱電対をウエハに埋め込んで固定する独自構造で、熱電対はK、Rから選べます。安立計器のAWシリーズは熱電対の絶縁被覆を、アルミナ繊維スリーブや石英管などから選べます。
出典19件
- 公式 会社概要
- 公式 沿革
- 公式 拠点情報・安立計器グループ
- 公式 熱電対付きシリコンウェーハ AWシリーズ
- 公式 蛍光式光ファイバー温度計シリーズ
- 公式 温度計を用途から探す
- 公式 温度校正器 ACSⅡシリーズ
- 公式 校正・修理
ほか11件
- 採用 新卒採用 募集要項
- 採用 福利厚生・各種制度
- 採用 先輩からの声
- 採用 採用FAQ
- 採用 リクナビ 27年卒 技術職 募集ページ
- 公式 gBizINFO 法人情報
- 公式 坂口電熱 熱電対付ウェハー
- 公式 大和鉄原工産 ウエハーセンサー
- 公式 川惣電機工業 ウエハモニタ用熱電対
- 公式 安立計器 トップページ
- 採用 採用情報