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半導体製造装置部材 / 流体制御機器 ふっ素樹脂継手・ベローズポンプ・メカニカルシール

PILLAR

半導体装置の薬液配管をつくる会社

半導体製造装置の薬液配管に入る、ふっ素樹脂の継手とポンプの会社。
第1四半期の電子機器関連事業は営業利益が前年同期比112.4%増。 会社は、装置向けの増収で操業度が上がったことを理由に挙げています。

PILLARは ふっ素樹脂製の継手やポンプ を作り、半導体基板の洗浄に使われています。 2027年3月期第1四半期の連結営業利益 は49億円で、前年同期より83.4%増えました。

  • FY2026/03 連結売上高 594億円 前期比2.6%増。 営業利益は121億円
  • 2027年3月期第1四半期 電子機器関連事業の営業利益 44億円 前年同期比112.4%増。 売上高は137億円
  • FY2027/03 会社予想 売上高 830億円 営業利益は200億円。 2026年8月6日に上方修正

FY2026/03 セグメント別の売上構成決算短信

  • 電子機器関連事業393億円
  • 産業機器関連事業200億円

この会社の要点

向いている入口 機械・電気エンジニア / 次世代品先行開発

機械設計、電気設計、高分子材料、流体機器の開発経験がある人。

入口を選ぶ
主なリスク 半導体・液晶市場の縮小が業績に響く

主力のピラフロン製品は半導体製造装置や液晶製造装置に多く使われています。 会社は、予期しない急速な市場縮小が業績に影響する可能性を事業等のリスクに挙げています。

強みとリスク
出典 出典一覧(12件)

公式 6件 / IR 4件 / 採用 2件

01立ち位置

何の会社として比べるか

PILLARは、装置のなかを流れる薬液の継手・ポンプ・チューブと、回転機器のシールを作る部材メーカーです。 FY2026/03の売上は電子機器関連事業393億円、産業機器関連事業200億円でした。

FY2026/03 実績

2つの事業のうち、利益の大半は電子機器関連

FY2026/03 決算短信

FY2026/03 セグメント別の売上高

億円 · 決算短信
  • 電子機器関連事業 393億円
  • 産業機器関連事業 200億円

電子機器関連事業は連結売上高594億円の66.2%です。

FY2026/03 セグメント別の営業利益

億円 · 決算短信
  • 電子機器関連事業 90億円
  • 産業機器関連事業 30億円

電子機器関連事業は連結営業利益121億円の74.9%です。

FY2026/03 製品別・地域別

製品と地域で見た売上の集まり方

決算短信の関連情報

製品・サービスごとの売上高

億円 · 外部顧客への売上高
  • ピラフロン製品 393億円
  • メカニカルシール製品 154億円
  • グランドパッキン・ガスケット製品 46億円

ピラフロン製品には免震事業も含まれます。

地域ごとの売上高

億円 · 決算短信
  • 日本 388億円
  • アジア 142億円
  • その他 63億円

会社は中国市場で需要が拡大し、半導体・液晶製造装置向けピラフロン製品の販売が増えたとしています。

薬液配管部材

ふっ素樹脂継手

ふっ素樹脂製の継手です。 スーパー300タイプピラーフィッティング™Pシリーズに、ユニオン、ユニオンエルボ、ユニオンティ、レデューシングユニオン、スイープエルボの型式があります。

  • スーパー300タイプピラーフィッティング™Pシリーズ
薬液移送機器

ベローズポンプ・定量ポンプ

薬液の供給・循環に使うベローズポンプ群です。 低脈動タイプのほか、フォトレジスト液に対応する高精度定量ポンプと、CMPプロセスのスラリー用ポンプがあります。

  • スペラ™300ベローズポンプ PSシリーズ
  • 新型低脈動ベローズポンプ PRSシリーズ
  • 高精度定量ポンプ PDシリーズ
  • スラリーポンプ PCシリーズ
チューブ・配管付属部材

PFAチューブ・配管部材

PFAチューブと曲げチューブ、溶着チューブ配管、帯電防止のチューブカバーです。

  • ピラフロン PFAチューブ
  • ピラフロン PFA曲げチューブ
  • ノンビード 溶着チューブ配管
  • 導電性(帯電防止)チューブカバー
回転機器・配管シール

メカニカルシール・グランドパッキン・ガスケット

産業機器関連事業の製品です。 遠心ポンプなど回転体で流体を制御するメカニカルシール、バルブのステム部分に使うグランドパッキン、配管と配管の間に入れるガスケットがあります。

  • メカニカルシール
  • グランドパッキン
  • ガスケット

02収益

どこで、どれくらい儲けているか

2027年3月期第1四半期の電子機器関連事業は、売上137億円に対し営業利益44億円で、利益率は32.6%でした。 FY2026/03通期の23.0%を上回ります。

FY2026/03 連結業績

売上高594億円 / 営業利益121億円

売上高は前期比2.6%増、営業利益は6.8%増、親会社株主に帰属する当期純利益は89億円でした。 会社は、第4四半期に半導体市場が持ち直し、年度後半に受注が急回復したとしています。

FY2026/03 セグメント別

電子機器関連 393億円 / 産業機器関連 200億円

営業利益は電子機器関連事業90億円(前期比2.9%増)、産業機器関連事業30億円(同20.8%増)です。 産業機器関連事業は、石油プラント、原子力、船舶向けの販売増でセグメントとして過去最高の売上高と営業利益になりました。

FY2026/03 電子機器関連事業の受注

受注高435億円 / 受注残高116億円

受注高は前期比22.6%増、受注残高は56.1%増でした。

2027年3月期第1四半期

売上高183億円 / 営業利益49億円

前年同期比で売上高35.6%増、営業利益83.4%増です。 電子機器関連事業は半導体製造装置向けピラフロン製品の販売が国内外で好調で、会社は増収に伴う操業度の向上で営業利益も大幅に増えたとしています。 産業機器関連事業の売上高は45億円(0.4%増)でした。

FY2027/03 会社予想(修正後)

売上高830億円 / 営業利益200億円

会社は2026年8月6日に通期予想を修正し、売上高は前期比39.5%増、営業利益は65.2%増を見込みます。

FY2027/03 会社予想(期初)

売上高700億円 / 営業利益155億円

通期決算と同時に示した期初の見込みです。

第1四半期の連結営業利益(前年同期との比較)

億円 · 第1四半期決算短信
  • 2026年3月期第1四半期 27億円 売上高134億円
  • 2027年3月期第1四半期 49億円 売上高183億円

売上高は前年同期比35.6%増、営業利益は83.4%増です。

連結営業利益率の推移

FY2023/03〜FY2026/03の実績とFY2027/03会社予想
  • FY2023/03 実績 28.4%
  • FY2024/03 実績 24.2%
  • FY2025/03 実績 19.5%
  • FY2026/03 実績 20.4%
  • FY2027/03 会社予想 24.1%

FY2027/03は修正後の会社予想(売上高830億円、営業利益200億円)から計算した値です。

03強みとリスク

強みと、リスク・検討点

強みは、薬液に耐えるふっ素樹脂部品を素材から社内で一貫生産する体制です。 半導体以外の需要を持つ産業機器関連事業も、FY2026/03に過去最高の売上高と営業利益を出しました。

強み

  • 洗浄工程の薬液に耐える樹脂部品

    ふっ素樹脂製の継手やポンプは、耐薬品性、耐熱性、クリーン性が高く、多様な薬液に影響されないため半導体基板の洗浄に使われています。 会社はハイテク市場のなかでも半導体、液晶、医療分野に注力しています。

    事業内容
  • 素材から一貫生産し、増産余地も持つ

    必要なものは素材から社内で作り、全工程を社内一貫で生産しています。 電子機器関連市場向けの福知山第2工場は2023年9月に竣工し、生産能力を最大80%増やすとしています。 同規模の工場を追加で建てられる拡張エリアもあり、会社は機動的に増強する計画です。

    事業を支えるマザー工場
  • 半導体とは別の需要で伸びた産業機器関連事業

    FY2026/03の産業機器関連事業は、海外の石油プラント補修、原子力再稼働や定期修理、船舶市場の需要で販売が増え、セグメントとして過去最高の売上高と営業利益になりました。 売上高は200億円、営業利益は前期比20.8%増です。

    FY2026/03 決算短信(2026年5月14日)

リスク・検討点

  • 半導体・液晶市場の縮小が業績に響く

    主力のピラフロン製品は半導体製造装置や液晶製造装置に多く使われています。 会社は、予期しない急速な市場縮小が業績に影響する可能性を事業等のリスクに挙げています。

    有価証券報告書 第78期(2026年6月18日)
  • 最大の販売先が総販売実績の13.0%

    FY2026/03のSCREENセミコンダクターソリューションズ向け売上は77億円で、総販売実績の13.0%でした。 前期は96億円、16.6%です。

    有価証券報告書 第78期(2026年6月18日)
  • 利益率は市況で上下する

    連結営業利益率はFY2023/03の28.4%から、FY2025/03に19.5%まで下がり、FY2026/03は20.4%でした。 会社は前の中期経営計画について、半導体市況の影響を受けて当初の売上・利益目標は未達だったと総括しています。

    中期経営計画「One2030」資料
  • 産業機器関連事業は第1四半期に減益

    2027年3月期第1四半期の産業機器関連事業は、売上高が前年同期並みでしたが、製品構成の変化と原材料価格・人件費の上昇で営業利益が前年同期を下回り、4.8億円でした。

    FY2027/03 第1四半期決算短信(2026年8月6日)

04待遇

給与、初任給、休日、手当

新卒の初任給は院卒305,000円、大卒280,000円です。 昇給率は6.2%、賞与は6.5か月(いずれも2026年実績)、年間休日は123日です。

新卒初任給

円 · 月額 · 新卒採用 募集要項
  • 院卒 305,000円
  • 大卒 280,000円
  • 高専本科 238,000円

高専専科は大卒と同額です。

昇給・賞与
昇給率は6.2%、賞与は6.5か月(いずれも2026年実績)です。 手当は役職、公的資格、住宅、地域、転勤、単身赴任、家族の各手当が 新卒採用の募集要項 に載っています。
勤務時間・休日
勤務時間は8:30-17:00 (実働7時間45分)で、一部にフレックスタイム制があります。 年間休日は123日の完全週休二日制で、年次有給休暇は入社日から付与されます(入社1年目:10日、2年目以降:12~20日)。
福利厚生
奨学金代理返還制度、カフェテリアプラン、公的資格取得手当、独身寮(三田・福知山)、社宅、持株会、年休ストック制度があります。
キャリア採用の給与
給与は350万~800万(年収)の月給制で、経験・年齢・能力などを考慮して決まります。 社宅制度の要件を満たす人は、賃料の75%を会社が補助します。
平均年間給与
FY2026/03末の提出会社の平均年間給与は797万4,084円、平均年齢は40.0歳です。

05勤務地と職種

どこで、どんな仕事をするか

三田工場はシール製品の生産と研究・開発、福知山事業所は電子機器関連市場向け製品の生産を担います。 海外では中国の滁州と米国フリーモントに拠点があります。

主な勤務地・拠点

本社
大阪市西区新町1丁目7番1号新卒の最終面接は本社で行う予定
三田工場(兵庫)
メカニカルシール、グランドパッキン、ガスケットなど産業機器関連市場向けシール製品の生産と、研究・開発部門を持つマザー工場イノベーションセンターは2023年10月竣工
福知山事業所
電子機器関連市場向け製品の生産拠点。 大規模な工業用クリーンルームを持つ福知山第2工場は2023年9月竣工
海外
中国の滁州ピラー工業で電子機器関連市場向け製品を地産地消。 米国フリーモントオフィスに半導体製造装置メーカー向けの簡易ラボ
新卒の勤務地
営業職は東京、横浜、名古屋、滋賀、大阪、神戸、広島、熊本、海外。 技術職は兵庫県(三田)、東京、海外
公式採用の勤務地欄

新卒の募集職種

  • 設計
  • 研究・開発
  • 生産技術
  • 国内営業
  • 海外営業
  • 生産
  • 品質保証
  • 調達
  • 生産管理
  • 情報システム部
  • 経理
  • 総務人事
ほか1件
  • 営業事務

採用予定人数は50名程度です。

新卒選考の流れ

  1. マイページからエントリーし、会社説明会とグループディスカッションに参加する
  2. Web適性検査・エントリーシート提出・人事面接(Web)を受ける。 技術面接(Web)もある
  3. 三田工場の見学、最終面接前面談(Web)、大阪本社での最終面接を経て内定。 理系学生には推薦枠がある
公式採用へ

求人DBの募集職種

求人DBで絞り込む
  • 流体制御製品エンジニアリング・生産運営(複数職種)
公式採用情報

06これから

会社が次に取りにいくもの

One2030は2030年度に売上高1,000億円、営業利益250億円を目指す計画です。 会社はFY2027/03に売上高830億円、営業利益200億円を見込みます。

One2030の2030年度目標と、FY2026/03実績

縦線が2030年度目標、棒がFY2026/03実績
  • 売上高 594億円 2030年度目標は1,000億円
  • 営業利益 121億円 2030年度目標は250億円。 FY2027/03の会社予想は200億円
  • 営業利益率 20.4% 2030年度目標は25%
  • 海外売上高比率 34.7% 2030年度目標は50%以上
  • 電子機器関連事業 2030年度目標 売上高685億円 / 営業利益率27.0%
  • 産業機器関連事業 2030年度目標 売上高315億円 / 営業利益率21.0%
  • 成長投資 計画期間累計900億円

FY2026/03の産業機器関連事業の営業利益率は15.0%でした。

これからの材料

研究開発と設備投資
FY2026/03の研究開発費と技術開発費の合計は20億円で、売上高の3.4%でした。 設備投資の総額は59億円です。 数字は 有価証券報告書 に載っています。
前の中期経営計画の着地
会社はOne2025の最終年度について、売上高・営業利益など主要なKPIは達成に至らなかった一方、北京事務所の設立と滁州新工場の竣工を進めたとしています。

One2030で売上高1,000億円を目指す

2026年度から2030年度の中期経営計画One2030は、2030年度に売上高1,000億円、営業利益250億円、営業利益率25%、海外売上高比率50%以上を目標に掲げています。 電子機器関連事業は売上高685億円、営業利益率27.0%が目標です。 2030年度の目標です。FY2026/03の実績は売上高594億円、営業利益率20.4%でした。

中国と次世代装置への食い込み

One2030の電子機器関連事業の施策には、中国半導体市場でのシェア向上、半導体新興国での製販ネットワーク構築、新型ポンプなど次世代製品の市場展開、次世代継手・流体制御機器の開発、次世代半導体装置の開発プロセスへの参画が並びます。 成長投資は計画期間の累計で900億円を予定しています。 計画段階の施策です。前の中期経営計画の成長投資は312億円でした。

東京のイノベーションセンターと中国の新工場

会社は技術開発力の強化とオープンイノベーションの推進を目的に、東京へ新たなイノベーションセンターを設立する計画です。 中国市場では滁州(ジョ州)工場が新たに稼働を始めました。 東京のイノベーションセンターは設立予定の拠点です。

07入口を選ぶ

専攻から、入口を1つに絞る

まず、継手・ポンプ・チューブの半導体向けか、シール製品の産業機器向けかを選びます。 そこで勤務地(福知山か三田か)と応募区分がほぼ決まります。

技術

機械・電気エンジニア / 次世代品先行開発

キャリア採用では三田と福知山で別々に募集します。 三田工場はシール製品の生産と研究・開発部門を持ち、福知山事業所は電子機器関連市場向け製品を作ります。

公式採用情報
生産

生産技術 / 設備保全

三田と福知山で別枠の募集です。 三田工場は無人搬送台車や無人フォークリフト、RFIDを導入し、福知山事業所は大規模なクリーンルームを持ちます。

公式採用情報
品質

品質保証

キャリア採用では三田・福知山の品質保証として募集します。 製品は装置や機器に組み込まれる機能部品なので、不具合は業績に影響しうると会社はリスクに挙げています。

  • Quality
  • Reliability
  • Inspection
公式採用情報

応募前の2手

  1. スーパー300タイプピラーフィッティング™Pシリーズ / スペラ™300ベローズポンプ / PFAチューブ / メカニカルシールから、関わりたい製品を1つ選ぶ
  2. 耐薬品性、クリーン性、脈動、シール性のどれと自分の研究・実務の測定値を結ぶかを1つ決める
公式採用へ

面接で使う技術語

  • PFA
  • Bellows Pump
  • Fitting
  • Sealing
  • Fluid
  • Cleanroom
  • Automation
  • AGV
  • Maintenance
  • Process

他社との違いを一言で

参照資料一覧へ

出典12件

ほか4件

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