コンテンツにスキップ

LEC(論理等価性検証)とは

LEC(論理等価性検証)(Logic Equivalence Checking)とは、変更前と変更後の回路が同じ論理機能を持つかを確認する検証です。合成や最適化で構造が変わっても、対応する入力と状態に対する動作を比較します。

回路図が違っても同じ機能を実装できます。一方、リセットや未定義値の扱いを誤ると、比較する前提自体が設計の意図から外れます。

LEC(論理等価性検証)の仕組み

Section titled “LEC(論理等価性検証)の仕組み”
構造と工程の関係
構造が変わっても対応する応答を比べる論理A論理B論理C=同じ入力機能を比較対象材料・信号周辺材料
形が同じであることではなく、対応する条件で機能が一致することを確認します。

基準の回路と変更後の回路を読み、比較点を対応付けて等価性を調べます。変更によってレジスタの位置や状態表現が変わる場合は、逐次的な関係も扱う検証が必要です。1

RTLと論理合成後のネットリストを比較すると、変換で機能が変わっていないかを確認できます。ただし両者に同じ仕様誤りがあれば等価性だけでは発見できません。

構造と工程の関係
比較のモードとリセット条件をそろえる基準変更後リセット・動作モード固定と除外の根拠も確認対象材料・信号周辺材料
制約が違えば比較も変わります。リセット、テストモード、未定義値と除外したブロックを確認します。

基準と比較対象、ライブラリ、クロックとリセットの条件を設定します。対応点を作って比較し、不一致の経路と設定不足を切り分けます。1

クロックゲーティングやDFT挿入では動作モードをそろえます。通常動作を比べる場合とテスト機能を確認する場合を分け、固定した信号の根拠を記録します。

比較点の対応、未照合点、不一致、ブラックボックス、制約の妥当性を管理します。

不一致が出たら、回路の変更、セルモデル、定数、リセット、未定義値を順に確認します。比較対象から外したブロックを合格した範囲と混同しません。

設計の変換を早く確認できますが、仕様に対する正しさは別の検証が必要です。等価性と機能検証を組み合わせて変更と要求の両方を調べます。

LEC(論理等価性検証)は何をする工程ですか?

変更前と変更後の回路が同じ論理機能を持つかを確認する検証です。合成や最適化で構造が変わっても、対応する入力と状態に対する動作を比較します。

どの段階で行いますか?

基準と比較対象、ライブラリ、クロックとリセットの条件を設定します。対応点を作って比較し、不一致の経路と設定不足を切り分けます。

何を管理しますか?

比較点の対応、未照合点、不一致、ブラックボックス、制約の妥当性を管理します。

  • RTL ── 前後の工程と仕組みを調べる
  • 論理合成── 前後の工程と仕組みを調べる
1件を表示
  1. 1
    LEC(論理等価性検証)の公式技術資料synopsys.com ・ 2026年10月12日閲覧 ab