静電気対策機器 イオナイザ・静電気測定器
シシド静電気
半導体ラインの静電気を取る、イオナイザの専業メーカー
静電気を取り除くイオナイザと、静電気を測る測定器の専業メーカーです。
ウエハ・フープやチップの除電に使う装置を、新横浜工場と新宮城工場で設計・製造しています。
シシド静電気は 自社開発の交流高圧電源HDC-AC を積んだイオナイザを軸にする社員91名の会社です。 半導体では ウエハやフープの帯電 を取る用途に使われます。
- 社員数 91名 研究開発・設計から製造、修理、営業までを担う人数です
- ESDコーディネータ 27名 静電気管理の資格者です。 別に主任ESDコーディネータが5名います
- 設計職の想定年収(下限) 330万円 月給22万円以上、年間休日125日
ESDコーディネータの配置ESDコーディネータ紹介
- 営業所14名
- 工場7名
- 研究開発部・本社6名
この会社の要点
01立ち位置
何の会社として比べるか
シシド静電気は、静電気を取り除くイオナイザと測定器を作る社員91名の専業メーカーです。 1938年に創業し、日本で初めて静電気除去装置と静電測定器を開発したとしています。
社員と静電気管理の資格者
人員
静電気管理の資格者がどこにいるか
ESDコーディネータの拠点別人数
HDC-AC搭載 バー型イオナイザ
HDC-ACを積んだバー型イオナイザで、前の機種CABCの後継です。 除電時間と小型化をともに30.0%以上改善しました。 ノズルはエア消費の多い大流量型と、消費を抑えた小流量型から選べます。 発塵の少ないシリコン放電針も用意し、わずかな塵も許されない環境に向けています。
- CABX(大流量ノズル・小流量ノズル)
- CABX シリコン放電針仕様
高周波式 ノズル型イオナイザ
超小型の圧電トランスを内蔵したAC型の小型イオナイザで、ZappⅡの後継です。 外形と取付寸法はZappⅡと同じです。 流量を調整できるZappⅢ-C、320L/minの大流量型ZappⅢ-H、アースを取れない装置向けの絶縁型ZappⅢ-Uがあります。 窒素ガスの中では-N仕様品を使います。
- ZappⅢ-C
- ZappⅢ-H
- ZappⅢ-U
軟X線照射 除電装置
軟X線でガス分子を直接イオン化して除電する小型の装置です。 発塵がまったく無く、電磁ノイズもほとんど出ません。 窒素やアルゴンなどの不活性ガスの中でも除電できます。
- IRYSYS
デジタル表面抵抗測定器
作業表面などの抵抗を規格に沿って測る測定器で、MEG101の後継です。 印加電圧は10V、100Vで、測定レンジは自動で切り替わります。 測定値は100個まで記録できます。
- MEG102
02収益
どこで、どれくらい儲けているか
売り物は除電装置と測定器です。 半導体・電子デバイス向けの製品には、HDC-AC搭載のバー型イオナイザCABX、圧電トランス内蔵の小型イオナイザZappⅢ、ファン型のウインスタットが並びます。 CABXはウエハ・フープの除電に、ZappⅢはチップの除電に使われます。
03強みとリスク
強みと、リスク・検討点
強みは自社開発の電源HDC-ACと、研究開発から修理までを自社工場で担う体制です。 HDC-ACはイオンバランスの調整と清掃間隔の長さを売りにします。 ただし、キーエンスなど大手も保守の少なさを数値で掲げており、CABXの仕様値は±30V以内です。
強み
- 自社開発の電源HDC-ACでイオンバランスを調整
HDC-ACは同社が独自に開発し、特許を取った交流高圧電源です。 耐圧が5Vのデバイスに、イオンバランスが±5V以上のイオナイザを当てると、逆に帯電させるおそれがあります。 HDC-AC搭載機は、生成するイオン量の制御と、余分なイオンを放電針に吸収させる方法で、イオンバランスを調整します。
HDC-ACとは? - 放電針の清掃間隔が長く、交換も不要
一般のイオナイザは、数週間から数ヶ月ごとに放電針の清掃が要ります。 HDC-AC搭載機は放電針の汚れで特性が変わりにくく、摩耗もほとんど無いため、定期的な交換も不要としています。 会社は4000時間清掃しない状態の除電特性と、CABXの4年連続運転後のデータを示しています。
HDC-ACとは? - 工場にも静電気管理の資格者を置く
日本電子部品信頼性センター(RCJ)が認証するESDコーディネータが27名、主任ESDコーディネータが5名います。 ESDコーディネータのうち、研究開発部・本社に6名、新横浜工場に3名、新宮城工場に4名います。
ESDコーディネータ紹介 - 研究開発から修理まで自社工場で担う
新横浜工場と新宮城工場で、研究開発・製品設計、カスタムオーダー対応、修理・品質管理を行います。 工場には衝撃試験装置、温湿度試験器、振動試験装置と、除電性能の評価設備があります。
工場紹介 - 測定器と除電器の両方で学会賞
1983年10月に静電気抵抗測定器で、2004年9月にノズル型高周波式除電装置で、静電気学会進歩賞を受けました。 HDC-ACの完成は2007年です。
沿革
リスク・検討点
- CABXの仕様値はイオンバランス±30V以内
CABXの仕様表のイオンバランスは±30V以内(測定距離300mm、工場出荷時)です。 放電針の清掃時期を知らせるタイマーも備え、点灯までの時間を100~10000時間の9パターンから設定します。
CABX 製品情報 - キーエンスが保守の少なさを数値で掲げる
キーエンスのSJ-Qシリーズは、イオンバランス±3 V、除電速度0.1秒を掲げます。 電極針の交換は10年不要、クリーニングは1年不要としています。
キーエンス 除電器 - MEG102はRoHS規格に対応していない
表面抵抗測定器MEG102はRoHS規格に対応していません。 MEG101の後継機です。
MEG102 製品情報 - 一人が担う業務の幅が広い
システムエンジニアから転職した社員は、担当する業務の幅の広さに驚いたと話しています。 覚えることが多く、まず自分で調べ、それでも分からないことをベテランの先輩に聞く進め方です。
社員紹介 入社3ヶ月
04待遇
給与、初任給、休日、手当
設計職は新横浜工場・新宮城工場とも月給22万円以上、想定年収330万円以上です。 年間休日は125日で、土日祝が休みの完全週休二日制です。
設計職の月給と住宅手当
- 給与と賞与
- 試用期間6ヶ月の間も待遇は変わりません。 給与改定は年1回、賞与は年2回(7月・12月)です。 新横浜工場 募集要項
- 勤務時間と休暇
- 勤務時間は8:30~17:30(実働7時間50分)です。 有給休暇は入社3ヶ月後に4日、6ヶ月後に6日付与されます。 新横浜工場 募集要項
- 手当
- 住宅手当は月2万円、家族手当は第一子1万円、第二子以降5,000円です。 通勤手当は月4万円を上限に全額出ます。 残業手当もあります。 新横浜工場 募集要項
- 福利厚生と研修
- 社会保険、企業年金基金、箱根の保養所があり、健康診断は年1回です。 入社後は新入社員研修とハラスメント研修を受けます。 新横浜工場 募集要項
- 業績賞与と退社時刻
- 会社は年間の賞与に加えて業績賞与を設けています。 繁忙期でも19時までには退社するとしています。 採用特設サイト メッセージ
05勤務地と職種
どこで、どんな仕事をするか
本社は東京都渋谷区広尾、ものづくりは新横浜工場と新宮城工場です。 営業所は東京・大阪・名古屋・福岡・仙台にあり、海外は中国・台湾などの代理店が窓口です。
主な勤務地・拠点
- 本社
- 東京都渋谷区広尾5-8-14管理本部・営業本部
- 新横浜工場
- 神奈川県横浜市都筑区茅ヶ崎東4-7-212005年7月に新設
- 新宮城工場
- 宮城県登米市石越町南郷字新石沢前47-12009年1月に新設
- 営業所
- 東京、大阪、名古屋、福岡、仙台海外は中国・台湾などの代理店
電気設計の主な仕事
- 製品リニューアル
- 仕様検討
- 機器選定
- 解析
- 試作評価
- 不具合修理対応
液晶や半導体デバイスの製造現場で静電気を除去・測定する装置が対象です。
06これから
会社が次に取りにいくもの
社長は、半導体やフラットパネルの生産ラインで静電気対策の課題が高度化しているとしています。 会社は、学会や大学と連携して要素技術を磨き、若手技術者を育てる考えです。
これからの材料
- 生産ラインの課題
- 半導体・フラットパネル・電子デバイス・電子基板・高品位印刷の生産ラインで、静電気対策の課題がさらに高度化しているとしています。 代表挨拶
- HDC-ACの長期安定
- 放電針の汚れで特性が変わりにくく、放電針の交換も不要としています。 オゾンの発生量も極めて少ない電源です。 HDC-ACとは?
- 狭い場所の除電
- チップのような小型部品は狭い範囲の除電が難しく、ZappⅢはフレキシブルパイプでイオンを運び、ノズルの固定治具なしで除電します。 導入事例 チップの除電
半導体ラインの静電気対策の高度化
社長は、半導体・フラットパネル・電子デバイス・電子基板・高品位印刷の生産ラインで、静電気対策の課題がさらに高度化しているとしています。 会社は自社製品の特性として、除電スピードに加え、イオンバランスの安定性と保守コストの低さを挙げています。
若手技術者の育成
会社は、技術職を目指す若手の育成に力を入れるとしています。 液晶や半導体デバイスの製造現場で静電気を除去・測定する装置を手掛けます。 募集は新横浜工場と新宮城工場の設計(電気・機械)です。
学会・大学との連携
会社は、学会や大学、業界団体との連携を図りながら、要素技術と製品を磨き続けるとしています。 開発設計・製造・営業の部門を超えた連携で、顧客への提案を進めたい考えです。 会社は財務的な安定性とワークライフバランスの取りやすさも特長に挙げています。
07入口を選ぶ
専攻から、入口を1つに絞る
電気設計かシーケンス制御設計の経験を、どの除電装置や測定器に生かせるかを決めてから応募します。 勤務地は新横浜工場と新宮城工場から選びます。
応募前の3手
- HDC-ACの説明を読み、イオンバランスの悪いイオナイザが耐圧の低いデバイスを逆に帯電させるしくみを自分の言葉で書く
- CABX、ZappⅢ、MEG102から一つ選び、自分の回路設計や制御設計の経験と結び付けて話せるようにする
- 新横浜工場と新宮城工場の募集要項を読み、勤務地を決めてエントリーフォームから応募する
面接で使う技術語
- 電気設計
- シーケンス制御
- 高圧電源
- イオナイザ
- 電気設計
- シーケンス制御
- 除電性能評価
- イオナイザ
募集は機械・電気系の学部学科の卒業者と卒業見込みの人が対象です。
他社との違いを一言で
- イオンバランスと保守の少なさ
キーエンス
キーエンスのSJ-Qシリーズは、イオンバランス±3 V、除電速度0.1秒、電極針の交換10年不要を掲げます。会社はHDC-AC搭載機のイオンバランスを±3V or lessに抑えるとしています。一方、CABXの仕様表の値は±30V以内(工場出荷時)です。
- クリーンルーム向けの低発塵
シムコジャパン
シムコジャパンはISO Class 1~3のスーパークリーン対応品を持ち、AeroBarMPを先端半導体製造工程の100nm以下の微小パーティクル管理向けとしています。シシド静電気はCABXに発塵の少ないシリコン放電針を用意し、発塵の無い軟X線式のIRYSYSも持ちます。
- 小型イオナイザの方式
パナソニック インダストリー
パナソニック インダストリーは、高周波AC方式の超小型イオナイザER-Vと、パルスAC方式のエリアイオナイザER-Xを扱います。シシド静電気のZappⅢは圧電トランスを内蔵したAC型で、窒素ガス対応の-N仕様と、アースを取れない装置向けの絶縁型を持ちます。
出典28件
- 公式 会社情報
- 公式 シシド静電気について
- 公式 沿革
- 公式 工場紹介
- 公式 ISO9001
- 公式 ESDコーディネータ紹介
- 公式 代表挨拶
- 公式 半導体・電子デバイス向け製品
ほか20件
- 公式 HDC-ACとは?
- 公式 CABX 製品情報
- 公式 ZappⅢ 製品情報
- 公式 光照射型除電装置 IRYSYS
- 公式 MEG102 製品情報
- 公式 導入事例 ウエハ・フープの除電
- 公式 導入事例 チップの除電
- 採用 採用特設サイト
- 採用 採用情報 募集一覧
- 採用 設計(電気・機械)の仕事内容
- 採用 採用特設サイト メッセージ
- 採用 新横浜工場 募集要項
- 採用 新宮城工場 募集要項
- 採用 社員紹介 入社3ヶ月
- 採用 社員紹介 入社3年目
- 採用 社員紹介 入社7年目
- 公式 キーエンス 除電器
- 公式 シムコジャパン イオナイザー
- 公式 パナソニック インダストリー 静電気対策機器
- 公式 英語版トップページ