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検査・計測装置 画像処理検査装置と多角化製品のメーカー

タカノ

椅子からウェーハ検査まで手がける長野のメーカー

2026年3月期の連結売上248億円のうち検査計測機器は63億円で、通期のセグメント利益は2.3億円に増えました。
2027年3月期第1四半期は売上13億円・セグメント損失−0.9億円で、同事業は前年同期に続いて損失でした。

タカノは 検査計測機器 を含む5つの事業セグメントを持つ長野県のメーカーです。 半導体分野ではバンプ高さを測る ALTAX とウェーハ外観を調べるViシリーズを展開します。

  • 2026年3月期 連結売上高 248億円 前期比3.5%増
  • 検査計測機器 売上高 63億円 連結売上高の25.5%、セグメント利益2.3億円
  • 2027年3月期1Q 連結営業利益 1.6億円 前年同期の0.4億円の損失から黒字転換

2026年3月期のセグメント別売上高連結 · 外部顧客への売上高

  • 住生活関連機器133億円
  • 検査計測機器63億円
  • 産業機器22億円
  • 機械・工具16億円
  • エクステリア11億円

この会社の要点

向いている入口 設計開発職

機械、電気、情報、光学の設計経験を、対象とする検査項目と結び付けて話せる人。

入口を選ぶ
主なリスク 検査計測機器の直近四半期が赤字

2027年3月期第1四半期の検査計測機器は売上13億円で前年同期比7.1%減、セグメント損失−0.9億円でした。 連結黒字の一方で、半導体を含む検査事業は減収・損失です。

強みとリスク
出典 出典一覧(14件)

公式 8件 / IR 4件 / 採用 2件

01立ち位置

何の会社として比べるか

タカノは5つの報告セグメントを持つ多角化メーカーです。 半導体向け検査装置は検査計測機器セグメントに含まれ、同セグメントは連結売上の25.5%を占めます。

連結業績

2026年3月期の売上と利益

2026年3月期 決算短信

売上高と利益

億円 · 連結
  • 売上高 248億円
  • 営業利益 8.4億円
  • 経常利益 10億円
  • 当期純利益 6.1億円
事業構成

検査計測機器は売上の4分の1

セグメント別の概況

セグメント売上高

億円 · 2026年3月期
  • 住生活関連機器 133億円
  • 検査計測機器 63億円
  • 産業機器 22億円
  • 機械・工具 16億円
  • エクステリア 11億円
2D・3D検査装置

バンプ高さ検査装置 ALTAX

半導体ウェーハ、BGA、CSPなどのパッケージ基板上のバンプ高さ、径、コプラナリティを測定します。 公式製品ページは300EXをウェーハ向け、FS3・FS6をパッケージ基板向けとして分け、各型式の測定対象と精度を表にしています。

  • ALTAX 300EX
  • ALTAX FS3
  • ALTAX FS6
画像処理検査装置

ウェーハ外観検査装置 Viシリーズ

ウェーハの配線パターン、クラック、異物混入などを高速・高精度で検査するシリーズです。 公式ページはVi-4207、Vi-4307、Vi-5301などを製品として示し、対象となるウェーハサイズや欠陥種類に応じて提案します。

  • Vi-4207
  • Vi-4307
  • Vi-5301
外観・ムラ検査装置

フィルム・FPD検査装置

画像処理検査・計測の公式ページは、フィルム検査装置、FPD検査装置、ウェーハ検査装置、ICパッケージ検査システムを製品群として挙げます。 2026年3月期はフィルム向け検査装置の販売が堅調でした。

  • フィルム検査装置
  • FPD検査装置
  • ICパッケージ検査システム

02収益

どこで、どれくらい儲けているか

2026年3月期は検査計測機器の通期利益が2.3億円へ回復しました。 直近の2027年3月期第1四半期は同事業が−0.9億円の損失で、連結利益は住生活関連機器の増収が支えました。

2026年3月期 連結業績

売上高248億円 / 営業利益8.4億円

経常利益10億円、親会社株主に帰属する当期純利益6.1億円、営業利益率3.4%でした。

2026年3月期 検査計測機器

売上高63億円 / セグメント利益2.3億円

売上高は前期比5.8%増、利益は前期の0.6億円から増えました。 フィルム向け検査装置の販売が堅調でした。

2027年3月期 第1四半期

売上高59億円 / 営業利益1.6億円

前年同期は売上53億円、営業損失−0.4億円でした。 四半期純利益は1.2億円です。

2027年3月期 第1四半期の検査計測機器

売上高13億円 / セグメント損失−0.9億円

売上高は前年同期比7.1%減で、前年同期のセグメント損失−0.4億円から損失が拡大しました。

2027年3月期 会社予想

売上高250億円 / 営業利益10億円

経常利益11億円、親会社株主に帰属する当期純利益7.3億円の通期予想です。

2027年3月期 第1四半期のセグメント

億円 · 売上高とセグメント利益・損失
  • 住生活関連機器 売上高 33億円 セグメント利益2.4億円
  • 検査計測機器 売上高 13億円 セグメント損益−0.9億円
  • 産業機器 売上高 6.0億円 セグメント利益0.1億円
  • 機械・工具 売上高 4.1億円 セグメント利益0.1億円
  • エクステリア 売上高 2.6億円 セグメント損益−0.1億円

連結売上高の実績と会社予想

億円 · 3月期
  • 2025年3月期 実績 239億円
  • 2026年3月期 実績 248億円
  • 2027年3月期 会社予想 250億円

03強みとリスク

強みと、リスク・検討点

画像計測の強みは、ウェーハ外観からバンプ高さ、フィルム、FPDまで対象を広げた製品群です。 検査計測機器のセグメント利益は2026年3月期に2.3億円へ回復しました。 2027年3月期第1四半期は−0.9億円の損失です。

強み

  • バンプの2D・3D検査を1台にまとめる

    ALTAXはバンプ高さ、径、コプラナリティを測定し、2Dと3Dの同時検査に対応します。 300EXはウェーハ、FS3・FS6はパッケージ基板と、公式仕様表で対象製品を分けています。

    ALTAXシリーズ
  • 画像処理を複数市場へ展開する

    1987年の独自ブランド発売から、ウェーハ、フィルム、ICパッケージ、FPDの検査装置を製品群へ広げました。 1つの半導体工程だけに依存しない用途構成です。

    画像処理検査・計測
  • 検査計測機器の通期利益が回復した

    2026年3月期の検査計測機器は売上高63億円、セグメント利益2.3億円でした。 前期は売上59億円、利益0.6億円で、売上と利益がともに増えました。

    2026年3月期 決算短信
  • 自己資本比率が高い

    2026年3月末の総資産379億円、純資産325億円、自己資本比率85.7%です。 2027年3月期第1四半期末の自己資本比率は88.3%でした。

    2027年3月期 第1四半期決算短信

リスク・検討点

  • 検査計測機器の直近四半期が赤字

    2027年3月期第1四半期の検査計測機器は売上13億円で前年同期比7.1%減、セグメント損失−0.9億円でした。 連結黒字の一方で、半導体を含む検査事業は減収・損失です。

    2027年3月期 第1四半期決算短信
  • 半導体向けだけのセグメントではない

    検査計測機器には液晶、半導体、高機能フィルム向け装置が含まれます。 2026年3月期の増収要因にはフィルム向け検査装置があり、セグメント利益には半導体以外の検査装置の利益も入ります。

    2026年3月期 決算短信
  • 産業機器は通期赤字

    2026年3月期の産業機器は売上22億円、セグメント損失−2.4億円でした。 半導体関連向け電磁アクチュエータの販売が低調と説明されています。

    2026年3月期 決算短信
  • 中期目標まで利益率を大きく上げる必要がある

    2026年3月期の営業利益率は3.4%で、中期目標は2029年3月期10%以上です。 営業利益は8.4億円から30億円以上へ増やす計画です。

    中期経営計画 ONE TAKANO & Growth

04待遇

給与、初任給、休日、手当

2027年度新卒の初任給は院卒25.1万円、大卒24万円です。 年間休日は122日、基本勤務は8時00分から16時50分までの実働7時間50分です。

2027年度新卒初任給

万円 · 公式採用サイト
  • 院卒 25.1万円
  • 大卒 24万円
  • 高専・専門・短大卒 20.6万円
  • 高卒 19.6万円
初任給
院卒25.1万円、大卒24万円、高専・専門・短大卒20.6万円、高卒19.6万円です。 2027年度新卒採用 の勤務条件に掲載されています。
勤務時間
基本は8時00分から16時50分までで実働7時間50分です。 関東・関西事業所は9時00分から17時50分で、一部フレックス制などがあります。
休日
週休2日制で年間休日122日です。 年次有給休暇、育児休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇、アニバーサリー休暇があります。
福利厚生
社員寮、住宅補助、社員食堂、昼食補助、従業員持株会、確定拠出年金などを募集要項に載せています。
採用実績
2025年の新卒採用実績は院卒1名、大卒7名、短大・専門2名、高卒2名の計12名です。

05勤務地と職種

どこで、どんな仕事をするか

画像処理検査・計測装置の開発・製造は長野県宮田村の南平工場、函館事業所、埼玉事業所が担い、横浜技術開発センターは半導体検査装置の技術拠点です。 東京と静岡には営業・サービス機能があります。

主な勤務地・拠点

南平工場
長野県上伊那郡宮田村2053-7画像処理検査・計測装置の開発・製造
横浜技術開発センター
神奈川県横浜市都筑区川和町639半導体検査装置の技術拠点
函館事業所・埼玉事業所
画像処理検査・計測装置の開発・製造
東京営業所・静岡事務所
画像処理検査・計測装置の営業拠点静岡はアフターサービスも担当
公式採用の勤務地欄

2027年度の募集職種

  • 設計開発
  • 生産技術
  • 営業
  • 社内SE
  • 生産管理
  • 本社スタッフ

公式採用サイトの募集職種です。 生産技術職の勤務地は長野県内の各事業所です。

選考の流れ

  1. エントリーシートなどを提出して書類選考を受ける
  2. 人事面接と適性検査を受け、専門分野・希望職種の2次面接へ進む
  3. 役員による最終選考を受ける
公式採用へ

06これから

会社が次に取りにいくもの

2029年3月期の中期目標は売上300億円以上、営業利益30億円以上、営業利益率10%以上、ROE6%程度です。

2029年3月期の中期目標に対する2026年3月期実績

連結 · 2026年3月期実績と中期目標
  • 売上高 248億円 目標300億円以上
  • 営業利益 8.4億円 目標30億円以上
  • 営業利益率 3.4% 目標10%以上
  • ROE 1.9% 目標6%程度

これからの材料

半導体・電池向け検査装置
タカノは2027年3月期第1四半期も、半導体関連検査装置と電池部材向け検査装置の開発・販売強化を続けています。 第1四半期決算短信
高付加価値化
中期経営計画は研究開発型企業を掲げ、構造改革とプロセス改革、高付加価値事業へのシフト、グローバル化を進めます。
先端パッケージ
ALTAXはOSAT、パッケージ基板メーカー、アドバンスパッケージを導入市場に挙げています。

先端パッケージ向けバンプ検査

ALTAXはウェーハ、BGA、CSPのバンプ高さ・径・コプラナリティに加え、Via穴埋め後やメッキ後の凹み検査へ対応します。 OSAT、パッケージ基板メーカー、アドバンスパッケージを導入市場に挙げています。

半導体関連検査装置の販売強化

2027年3月期第1四半期決算短信は、設備投資需要の増加が期待される半導体関連検査装置と電池部材向け検査装置の開発・販売強化を継続すると記載しています。 同四半期の検査計測機器は前年同期比7.1%減収で、セグメント損失は−0.9億円でした。

2029年3月期の利益率10%以上

中期経営計画は研究開発型企業、高付加価値事業へのシフト、グローバル化を基本方針とし、売上300億円以上、営業利益30億円以上を目標にします。 2026年3月期実績から売上は1.21倍、営業利益は3.57倍が必要です。

07入口を選ぶ

専攻から、入口を1つに絞る

画像計測ではソフト、光学、機械、顧客仕様の調整が別の仕事としてあります。 自分の専攻と公式社員例が重なる入口を1つ選びます。

技術職

設計開発職

画像処理検査装置を含む各製品の設計開発・研究開発を担う募集職種です。 画像計測部門の社員例には検査機のプログラミングと半導体検査装置の光学設計があります。

公式採用情報
技術職

生産技術職

工場の生産ライン設計・管理、設備導入、金型手配、治具製作を担う募集職種です。 勤務地は長野県内の各事業所です。

公式採用情報
営業職

営業職

画像処理検査装置、電子部品、エクステリア、ヘルスケア製品などの提案営業で、技術に踏み込んだ提案を行う職種です。

  • Proposal
  • Specification
  • Customer
  • Inspection
公式採用情報

応募前の3手

  1. ALTAXとViシリーズのどちらかを選び、測定対象、欠陥、検査方式を公式ページから整理する
  2. プログラミング、光学設計、生産技術、提案営業から経験が近い職種を1つ選ぶ
  3. 希望職種の勤務地候補と選考工程を2027年度募集要項で確認してエントリーする
公式採用へ

面接で使う技術語

  • Optics
  • Image Processing
  • Programming
  • 2D
  • 3D
  • Production Line
  • Equipment
  • Jig
  • Quality
  • Cost

公式社員紹介には画像計測部門のプログラミング、受注仕様の調整、半導体システム部の光学設計が載っています。

他社との違いを一言で

  • ウェーハ全面の光学検査

    レーザーテック

    LX Seriesは多波長照明でウェーハ全面を高速撮像し、膜厚、エッチング、CDの監視へ使う装置です。タカノのViシリーズは配線パターン、クラック、異物を対象にし、ALTAXはバンプの高さ・径・コプラナリティを測ります。

  • ウェーハパターン検査

    SCREEN SPEテック

    ZI-3600は100mmから300mmのウェーハに対応し、高速画像処理と1.0μmの高解像度を掲げます。タカノはViシリーズに加え、先端パッケージのバンプを2D・3Dで測るALTAXを持ちます。

  • パターン付きウェーハの欠陥検出

    KLA

    KLAはBroadband Plasma方式のパターン付きウェーハ検査で、39xx Seriesなどを展開します。タカノはウェーハ外観検査と、パッケージ基板・バンプの高さ測定を同じ画像計測事業で扱います。

参照資料一覧へ

出典14件

ほか6件

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