半導体製造装置 半導体テストシステム
アドバンテスト
半導体が設計どおり動くかを試す会社
半導体テスタで市場シェア65%(会社推計)を持つ装置メーカー。
営業利益率51.7%に達した直近四半期も、AI向け半導体のテスト需要が業績を押し上げています。
アドバンテストは SoCテストシステムやメモリテストシステム で、半導体が設計どおりに動くかを試験する装置メーカーです。 FY2027/03の会社予想 は売上高1兆7,140億円、営業利益8,460億円です。
- 2027年3月期1Q 売上高 3,675億円 前年同期比39.3%増。 FY2026/03通期は1兆1,286億円、うちテストシステム事業部門が1兆194億円
- FY2026/03 営業利益 4,991億円 前年度比118.8%増。 営業利益率は44.2%
- FY2027/03 会社予想 営業利益 8,460億円 売上高は1兆7,140億円の見込み。 2026年7月29日に上方修正
2027年3月期第1四半期の部門別売上高決算レビュー
- テストシステム事業部門3,336億円
- サービス他部門339億円
この会社の要点
01立ち位置
何の会社として比べるか
アドバンテストは、半導体が設計どおりに動くかを試験するテストシステムのメーカーです。 FY2026/03の売上の90.3%がテストシステム事業部門から出ており、利益もこの部門に集まっています。
全社と部門
FY2026/03 売上高
FY2026/03 利益
部門の値はセグメント利益です。
直近四半期も、テストシステムが伸びを引っ張る
部門別売上高
連結売上高は3,675億円です。
部門別セグメント利益
連結営業利益は1,900億円です。
半導体テストシステム
半導体が設計どおりに動作するか、品質がどれだけ良いかを試験する装置です。 設計評価から量産立ち上げ、歩留まり向上までを支えます。
- V93000 EXA Scale
- T5801
- パワー半導体テストシステム
テストシステム周辺機器
試験する半導体とテストシステムをつなぐインタフェースや、テストシステムへ半導体を運ぶ装置です。 システムレベルの試験装置とソフトウェアもこの区分に入ります。
- テストハンドラ
- プローバ
- メモリ向けデバイスインタフェース
- システムレベル・テストシステム
測長SEM / 欠陥レビューSEM
走査型電子顕微鏡の技術で、フォトマスクやウェーハ上の配線パターンなど微細な表面構造を測定し、レビューします。
- 測長SEM
- 欠陥レビューSEM
ソフトウェアソリューション
シリコン検証やEDAツールから、リアルタイムのデータアナリティクスまで、ワークフローを自動化するソフトウェアです。
- Advantest Cloud Solutions (ACS)
- SiConic
- AllianceATE Velocity
02収益
どこで、どれくらい儲けているか
営業利益率はFY2025/03の29.3%からFY2026/03に44.2%へ上がり、2027年3月期第1四半期は51.7%でした。 会社は通期で49.4%を見込んでいます。
1兆1,286億円
前年度比44.7%増。 AI関連の高性能半導体向けテスタ需要が大幅に拡大しました。 海外売上比率は97.8%です。
テストシステム1兆194億円 / サービス他1,092億円
セグメント利益はテストシステム事業部門が5,188億円(前年度比97.9%増)、サービス他部門が88億円です。
売上高3,675億円 / 営業利益1,900億円
前年同期比で売上高39.3%増、営業利益53.3%増。 対米ドルの円安も寄与し、四半期ベースで過去最高を更新しました。 海外売上比率は99.1%です。
売上高1兆7,140億円 / 営業利益8,460億円
2026年7月29日に、期初時点の売上高1兆4,200億円、営業利益6,275億円から引き上げました。 営業利益率は49.4%を見込みます。
FY2026/03 部門別の売上高
営業利益率の推移
売上高はFY2025/03の7,797億円から、FY2026/03に1兆1,286億円へ増えました。
03強みとリスク
強みと、リスク・検討点
強みはテスタ市場での高いシェアと、テスタから周辺機器、サービスまでを一社でそろえる製品の幅です。 裏返すと、業績はAI関連半導体のテスト需要に大きく左右されます。
強み
- テスタ市場で過半のシェア
会社は2025年の半導体テスタ市場で、自社のシェアを65%程度と推計しています。 SoCテスタでは前年から伸ばして66%に達した見込みで、AIアクセラレータ分野では大半のシェアを獲得したと会社は見ています。
FY2025 決算説明会 書き起こし(テスタ市場シェア推計) - 利益率が一段上がった
連結の営業利益率はFY2025/03の29.3%から、FY2026/03に44.2%へ上がりました。 投下資本利益率(ROIC)はFY2026/03に54.4%です。
中期経営計画 MTP3 - テスタと周辺機器を一つの部門で売る
会社はFY2026/03から、テスタだけでなく周辺機器も含めた包括的なテストソリューションを目指して、報告セグメントを「テストシステム事業」と「サービス他」の二つにまとめました。 テストシステム事業部門にはSoC・メモリのテストシステム、テストハンドラ、デバイスインタフェース、システムレベルテストが入ります。
FY2026/03 決算短信(2026年4月27日) - 設置台数とともに伸びるサービス
2027年3月期第1四半期のサービス他部門は、売上高339億円(前年同期比46.0%増)、セグメント利益86億円でした。 製品の設置台数が増えてサポート・サービスの売上が伸び、テスト用インタフェースボードなどの消耗品販売も増えました。
決算レビュー(FY2027/03 第1四半期)
リスク・検討点
- AI関連と成熟半導体の差
FY2026/03のテストシステム事業部門では、HPCデバイスやAI関連半導体向けが伸びた一方、自動車や産業機器関連など成熟半導体向けのテスタ需要は軟調でした。
FY2026/03 決算短信(2026年4月27日) - メモリテスタのシェア
会社の推計では、2025年のメモリテスタ市場で自社シェアが前年から下がりました。 水準は60%です。 会社は顧客ニーズを先取りした製品開発で競争力を高めるとしています。
FY2025 決算説明会 書き起こし(テスタ市場シェア推計) - 部品の需給と為替
会社は、メモリ半導体などの主要部品の需要が供給を上回る状態が続いていると見ています。 為替の営業利益への影響は、対米ドルで1円安時+53億円と見込んでいます。
業績予想(2026年7月29日 上方修正)
04待遇
給与、初任給、休日、手当
新卒の初任給は2025年度実績で修士了306,000円、学士卒280,000円です。 昇給は年1回(6月)、賞与は年2回(6月、12月)、年間休日は132日です。
新卒初任給(2025年度実績)
- 昇給・賞与
- 昇給は年1回(6月)、賞与は年2回(6月、12月)です。 条件は 新卒採用 募集要項 に載っています。
- 勤務時間
- 標準就業時間は8:45〜17:30 (7時間45分)です。 フレックスタイム制があり、コアタイムは11:00〜14:00です。
- 休日休暇
- 年間休日132日(2025年度、一斉有給休暇4日と特別休暇2日を含む)。 初年度の有給休暇は22日です。
- 福利厚生
- 企業年金基金、確定拠出年金、従業員持株制度、財形貯蓄制度、育児休職制度、家賃補助制度、借上寮制度などがあります。
- 新卒採用数
- 2025年度は39名(技術系31名)でした。 2026年度は約70名(技術系約50名)を予定しています。
05勤務地と職種
どこで、どんな仕事をするか
開発の中心は群馬R&Dセンタ(1,212人)とミュンヘンのAdvantest Europe(1,107人)です。 製造設備は群馬工場、韓国の連結子会社、米国アリゾナ州のEssai、Inc.にあります。 新卒の初期配属は国内拠点です。
主な勤務地・拠点
- 本社
- 東京都千代田区丸の内
- 開発拠点(国内)
- 群馬R&Dセンタ(明和町、1,212人) / 埼玉R&Dセンタ(加須市、137人)FY2026/03末の従業員数
- 製造拠点
- 群馬工場(邑楽町、349人) / Advantest Korea(韓国・天安、278人) / Essai、Inc.(米国アリゾナ州、177人)FY2026/03末の従業員数
- 開発拠点(海外)
- Advantest Europe GmbH(ミュンヘン、1,107人)
- キャリア求人の例
- 半導体試験装置 カスタマーサポートエンジニア(群馬R&Dセンタ、募集1名)勤務地は2027年度上期以降にOmiya Tech Hub(さいたま市)へ移る予定
新卒の主な募集職種
- 基礎・応用研究
- 電気/電子ハードウェア開発
- メカ設計/開発
- ソフトウェア開発
- SE
- FSE
- 品質保証
- ITエンジニア
- ハードウェア開発支援
- 製造技術
- 営業
- 販売支援
ほか5件
- 経理
- 総務/人事
- 法務
- 生産DX
- 開発購買/グローバル調達
基礎・応用研究から製造技術までが理系限定、営業から開発購買/グローバル調達までが文理不問の職種です。
06これから
会社が次に取りにいくもの
会社は推論用AI半導体のテスト需要が想定を上回ると見て、2026年7月に通期予想を売上高1兆7,140億円、営業利益8,460億円へ引き上げました。 2026年度は中期経営計画MTP3の最終年度です。
これからの材料
- 会社予想の上方修正
- 期初時点の売上高1兆4,200億円、営業利益6,275億円から引き上げました。 修正前後の数値は 業績予想 に載っています。
- MTP3の目標
- 3カ年平均の売上高目標は8,350億円〜9,300億円です。 実績はFY2025/03が7,797億円、FY2026/03が1兆1,286億円でした。
SoCテストシステムの生産能力増強
会社は、SoCテストシステムで年間約10,000台規模への能力増強を当初の見込みより早める計画です。 この台数にはバッファーが含まれ、売上へ直接換算するものではないと会社は説明しています。 会社は、足元の需要と部品の調達可能性を見ながら、増強の速さを調整するとしています。
推論用AI半導体のテスト需要
会社は、推論用AI半導体向けのテスト需要が期初時点の想定を大きく上回ると見込んでいます。 生産能力の増強も前倒しで進めています。 FY2027/03の売上高1兆7,140億円、営業利益8,460億円は会社の予想です。
中期経営計画MTP3の最終年度
MTP3(2024~2026年度)の3カ年平均目標は、売上高8,350億円〜9,300億円、営業利益率33%〜36%、ROIC34%〜39%です。 会社はAI/HPC半導体のテスト需要が想定以上に強いとして、2025年10月に全指標を上方修正しました。
07入口を選ぶ
専攻から、入口を1つに絞る
テスタ本体、周辺機器、測長SEM、ソフトウェアのうち、自分の専攻に近い製品を一つ選び、そこから応募職種を絞ります。
応募前の3手
- V93000 EXA Scale / T5801 / テストハンドラ・プローバ / 測長SEM / ACSから、関心のある製品を一つ選ぶ
- 研究や実務の経験を、試験の精度、量産立ち上げ、歩留まりのどれに結びつけるか決める
- 募集要項の職種区分と勤務地(群馬・埼玉・丸の内)を確かめる
面接で使う技術語
- ATE
- SoC
- メモリ
- ハンドラ
- インタフェース
- テストプログラム
- シリコン検証
- データ解析
- 自動化
- 保守
他社との違いを一言で
出典16件
- 公式 製品情報
- IR FY2026/03 決算短信(2026年4月27日)
- IR 決算レビュー(FY2027/03 第1四半期)
- IR 業績予想(2026年7月29日 上方修正)
- IR 中期経営計画 MTP3
- IR FY2025 決算説明会 書き起こし(テスタ市場シェア推計)
- IR FY2025 Annual Securities Report(主要設備)
- 公式 事業所・子会社一覧
ほか8件
- IR IR Calendar(次回決算予定)
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- 採用 半導体試験装置 カスタマーサポートエンジニア(求人例)
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- 第三者 東京精密 半導体製造装置