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半導体製造装置 非接触ウェハ搬送ハンド

ハーモテック

薄いウェハを旋回流で浮かせて運ぶ甲府のハンドメーカー

薄いウェハや反ったウェハを、触れずに運ぶロボットハンドの会社です。
社員17名の会社が、旋回流ハンドKUMADEという1つの技術で、ウェハからパッケージ用ガラス基板の搬送へ広げています。

ハーモテックは 旋回流でウェハを浮かせて運ぶハンドKUMADE を作る 甲府の会社 です。 製造装置のロボットの先端に付けるハンドと、それを組み込んだ搬送装置を作ります。

  • ウェハとの隙間 0.1mm~0.2mm 旋回流の負圧で浮かせて保持します
  • 真空吸着と比べたストレス 約1/360 15mm程度反ったウェハも矯正して運べます
  • 水中搬送ユニットの納入 約50台 2014年以降、研磨装置とメッキ装置向け

KUMADE特許の取得地域2025年7月現在 · 合計81件

  • 海外(ヨーロッパ、アジア、アメリカ)59件
  • 国内22件

この会社の要点

向いている入口 開発設計技術者(新卒)

自分のアイデアを形にして、顧客の搬送の問題を解きたい人。

入口を選ぶ
主なリスク 標準品は耐熱が低く、隙間は変えられない

標準品の耐熱温度は80℃で、パドルをセラミックに変えると200℃まで上がります。 ウェハとの隙間は流量との釣り合いで決まるため、変えられません。

強みとリスク
出典 出典一覧(17件)

公式 13件 / 採用 4件

01立ち位置

何の会社として比べるか

ハーモテックは、薄いウェハを触れずに運ぶハンドKUMADEを作る搬送の専門メーカーです。 社員は17名、資本金は0.1億円です。

沿革

搬送を実現したウェハの厚み

会社情報

ウェハ厚みの推移

会社情報の沿革
  • 1993年 5インチ50μm厚
  • 2001年 8インチ50μm厚
  • 2008年 12インチ20μm厚
  • 2011年 12インチ10μm厚
知的財産

KUMADEの特許

ウェハ搬送(KUMADE)

KUMADEの特許(2025年7月現在)

件 · 会社の掲載値
  • 海外 59件
  • 国内 22件
ウェハ搬送用エンドエフェクター

ロボット用の非接触ハンド

装置の中でウェハを運ぶロボットの先端に付けるハンドです。 支える場所で型が分かれます。 SFタイプは搬送面を支え、メモリやパワーデバイスの薄ウェハを運びます。 ECタイプは外周だけに触れ、表と裏のどちらにも使えます。 BCタイプはベベルを支え、反転動作もできます。 形はカセットに入る薄型のFORKと、広い面で持つCIRCLEがあります。

  • SFタイプ
  • ECタイプ
  • SCタイプ
  • BCタイプ
極薄ウェハの手扱いと位置合わせ

手作業用ピンセットとアライナー

HOLDERは、極薄ウェハを手で扱うためのピンセットです。 ALIGNERは、極薄ウェハや反ったウェハの位置合わせに使います。

  • KUMADE-HOLDER
  • KUMADE-ALIGNER
上面非接触搬送ハンドと搬送ユニット

ガラス基板の搬送

パッケージ用の薄いガラス基板を、上から触れずにFOUP(基板の搬送容器)から取り出します。 対応範囲は300mm〜600mm角、厚さ0.3mm〜1.0mm、反り量≤±5mmです。 上から直接運ぶので、仮置きステージでの持ち替えが要りません。 水流式のWet KUMADEは、基板を乾かさずに運びます。

  • KUMADE
  • Wet KUMADE
  • 水中搬送ユニット
  • ローダーユニット
反転機・梱包開封機・ウェハローダー

ウェハ処理の周辺装置

KUMADEを組み込んだ装置も作ります。 反転機は、裏面を削った後の薄ウェハを裏面処理へ移し替えます。 梱包開封機は、出荷前のウェハの割れや欠けを減らします。 ウェハローダーは、エピ工程でカセットからウェハを出し入れする作業を助けます。

  • 反転機
  • 梱包開封機
  • ウェハローダー
カップ形ハンドとドローガード

ウェハ以外の搬送

カップ形のKUMADE CUPは、半導体ウェハの反り矯正に使うハンドです。 ソーラーセルやFPDパネルにも使えます。 特許製品のドローガードは、対象物の形と重さを分析して専用に作ります。 KMCP-40の最大吸引力は12Nです。

  • KUMADE CUP
  • KMCP-40
  • ドローガード

02収益

どこで、どれくらい儲けているか

売り物は、KUMADEのハンド単体と、それを組み込んだ搬送装置です。 ガラス基板向けでは、水中搬送ユニットを2014年以降に約50台納めました。

資本金

0.1億円

1982年3月に有限会社として設立しました。

社員数

17名

平均年齢は44歳、平均勤続年数は11年、有給取得率は80%です。

本社事業所の被保険者数

16人

厚生年金保険・健康保険の適用事業所としての人数です。

特許庁の情報による登録

28件

特許28件のほか、意匠4件、商標1件です。

KUMADEの特許

81件

2025年7月現在、国内22件と海外59件です。 海外分はヨーロッパ、アジア、アメリカで取得しています。

ガラス基板向け装置の納入実績

台 · ガラス基板搬送ページ
  • 水中搬送ユニット(研磨・メッキ装置向け) 約50台 2014年以降
  • 基板メーカー向け搬送システム 10台 4機種

アニール装置向けの上面非接触搬送アームは12年以上稼働中です。

03強みとリスク

強みと、リスク・検討点

強みは、ウェハの薄さと反りに合わせて持ち方を選べることです。 支える場所の違う型を揃え、真空吸着の約1/360のストレスで運びます。 エアー消費量は従来品より81%少なくなります。

強み

  • 1993年から薄いウェハを運んできた積み上げ

    1993年に5インチ50μm厚のウェハ搬送を実現しました。 2008年に極薄ウェハ用のSFシリーズを出して12インチ20μm厚、2011年に12インチ10μm厚まで進みました。

    会社情報
  • 反ったウェハを引き付けて矯正できる

    KUMADEは負圧を広い範囲に出すので、15mm程度反ったウェハも矯正して運べます。 ウェハが受けるストレスは真空吸着の約1/360です。 消費流量は従来品の約1/7です。

    ウェハ搬送(KUMADE)
  • 裏面研削の現場から生まれた技術

    始まりは、系列の裏面研削企業から受けた「厚さ50μmのウェハを運べないか」という相談です。 会社はKUMADEの特許を国内22件、海外59件取得しています。

    ウェハ搬送(KUMADE)
  • 共同研究と技術供与の実績

    共同研究は5社、技術供与は2社です。 開発例には、厚さ約30μmの極薄ウェハをスピンナテーブルへ運ぶアームがあります。 水封式のWET-KUMADEは、消費流量をドライタイプの1/30に抑えます。

    選ばれる理由
  • どのメーカーのロボットにも載せられる

    取り付けブラケットまで自社で作るので、顧客が使うロボットにKUMADEを載せられます。 熱処理装置ではアクセス温度900℃で使われています。

    よくある質問

リスク・検討点

  • 標準品は耐熱が低く、隙間は変えられない

    標準品の耐熱温度は80℃で、パドルをセラミックに変えると200℃まで上がります。 ウェハとの隙間は流量との釣り合いで決まるため、変えられません。

    よくある質問
  • 旋回流方式は大手の汎用品にもある

    SMCはサイクロン型の非接触グリッパXT661とベルヌーイ型ZNCを売っています。 対象はガラス回路基板や薄いフィルムなどです。

    SMC 非接触搬送グリッパ
  • ガラス基板向けEFEMはまだ予定の段階

    ガラスインターポーザ向けEFEM(装置前面の搬送モジュール)は、ロボットメーカーと組んで2026年春から展開する予定と告知しています。

    ガラス基板搬送
  • 2026年のガラス基板事例は想定の事例

    2026年5月27日から2026年7月1日に出したガラス基板の事例は、会社が「想定導入事例」として分類しています。

    お知らせ

04待遇

給与、初任給、休日、手当

新卒の基本給は大学卒225,000円、大学院卒230,000円です。 賞与は年2回で前年実績4カ月、年間休日は120日です。

新卒の基本給(月額)

円 · 新卒採用 募集要項
  • 大学院 230,000円
  • 大学 225,000円
  • 高等専門学校 225,000円
  • 短大・専門学校 205,000円
新卒の基本給
高専卒は大学卒と同じ225,000円、短大・専門学校卒は205,000円です。 詳細は 新卒採用 募集要項 にあります。
賞与と手当
賞与は夏と冬で、前年実績4カ月です。 技術手当は上限10万円、皆勤手当は5,000円です。 扶養手当は子供1万円、配偶者7,000円です。
勤務時間と休日
就業は8時30分~17時30分で、休憩時間60分です。 休日は年間120日の週休二日制です。
福利厚生と教育
雇用・労災・健康・厚生の各保険に加入します。 新年会、忘年会、グルメ社員旅行があり、教育は社外の教育機関で行います。
中途の応募資格
中途は設計の実務経験3年以上が条件で、25歳以下は経験を問いません。 条件は 中途採用 募集要項 にあります。

05勤務地と職種

どこで、どんな仕事をするか

勤務地は甲府市住吉の本社工場です。 2013年に甲府市へ本社工場を移しました。

主な勤務地・拠点

甲府本社工場
山梨県甲府市住吉。 JR甲府駅からタクシーで15分です。2013年に本社工場を移転
会社情報

社員紹介と募集要項に出てくる仕事

  • KUMADEの詳細設計
  • 3D CAD
  • 出荷前の最終チェック
  • 部品の受入・洗浄
  • クリーンルームでの耐久試験
  • 装置の立上げ調整
  • 定期メンテナンス
  • 顧客とのWeb打ち合わせ

開発設計部・製造部・セールス&マーケティング部の社員紹介と、新卒・中途の募集要項から選んだ作業です。

応募前の準備

  1. 旋回流の負圧でウェハを浮かせて持つ仕組みを、自分の言葉で説明する
  2. SFタイプの対象(TSV・TAIKO・DBGウェハ)を工程と結びつけて覚える
  3. 設計職は3D CADの作品、組立職は加工・組立の経験を整理する
公式採用へ

06これから

会社が次に取りにいくもの

次に広げている用途は、パッケージ用ガラス基板の搬送です。 会社はロボットメーカーと組み、ガラスインターポーザ向けEFEMを2026年春から展開する予定と告知しています。

これからの材料

ガラス基板向けEFEM
ガラス基板の搬送実績が多いロボットメーカーと協業し、2026年春から展開する予定です。 構成は ガラス基板搬送 に図があります。
対応するガラス基板
300mm〜600mm角、厚さ0.3mm〜1.0mmの基板を上から運びます。 FOUPはPLP用のSEMI規格に準拠します。
2026年の事例公開
AOI検査装置向けTGV基板搬送など、ガラス基板の想定導入事例を お知らせ で続けて公開しています。
ウェハ以外の搬送
カップ形のKUMADE CUPとドローガードで、不織布やメガネレンズも運びます。 ウェハ搬送以外のロボットハンド

ガラスインターポーザ向けEFEM

ガラス基板の搬送実績が多いロボットメーカーと組み、EFEMを2026年春から展開する予定です。 基板メーカー向けの搬送システムは4機種10台の実績があります。 始まったかどうかは会社に確かめる必要があります。

TGV・PLP基板の搬送事例

2026年5月27日にガラスパッケージ基板、2026年6月10日にAOI検査装置向けTGV基板、2026年7月1日に反りの大きいPLP基板の搬送事例を公開しました。 会社はこれらを「想定導入事例」に分類しています。

乾かさずに運ぶWet KUMADE

水流式のWet KUMADEは、ガラス基板を乾かさずに運びます。 水中搬送ユニットは2014年以降、研磨装置とメッキ装置向けに約50台納めました。 裏面プロセス用の反転ユニットと組み合わせられ、構成は工程ごとに選びます。

ウェハ以外への応用

KUMADE CUPと特許製品のドローガードを組み合わせ、不織布やメガネレンズを運ぶ例を示しています。 ドローガードは対象物ごとに形と重さを分析して専用に開発します。

07入口を選ぶ

専攻から、入口を1つに絞る

入口は新卒の設計職と加工組立職、中途の設計職で、勤務地はどれも甲府の本社です。 設計職は、経験を積むと顧客工場での立上げまで担います。

新卒採用

開発設計技術者(新卒)

半導体ウェハ搬送機器とKUMADEを、3D CADで開発設計します。 顧客の要望や問題点から搬送装置やKUMADEを提案し、経験を積むと装置の組立調整と顧客工場での立上げも担います。

新卒採用 募集要項
新卒採用

機械加工組立・フィールドエンジニア(新卒)

半導体ウェハ搬送機器の部品加工と組立調整、KUMADE部品の加工組立を担います。 搬送機器の立上げ調整と定期メンテナンスも仕事です。

新卒採用 募集要項
中途採用

開発設計技術者(中途)

自動化装置とKUMADEを3D CADで開発設計します。 経験を積むと、装置の組立調整と顧客工場での立上げまで担います。

  • 自動化装置
  • KUMADE
中途採用 募集要項

応募前の3手

  1. 新卒採用 募集要項からエントリーシートをメールか郵送で送る
  2. 会社説明で、ECタイプとSFタイプの使い分けを質問する
  3. 面接で、設計・加工・組立の経験をKUMADEの部品に結びつけて話す
公式採用へ

面接で使う技術語

  • 開発設計
  • 3D CAD
  • 旋回流
  • 反り矯正
  • 機械加工
  • 組立調整
  • 立上げ調整
  • 定期メンテナンス
  • 中途採用
  • 設計実務

面接では、旋回流、負圧、反り矯正、エンドエフェクター、パーティクル転写などの言葉が使えます。

他社との違いを一言で

  • 非接触グリッパの方式と対象

    SMC

    SMCはサイクロン型XT661とベルヌーイ型ZNCを汎用の空気圧機器として並べ、ガラス回路基板やフィルムを対象にします。ハーモテックはウェハのどこを支えるかでSF・EC・SC・BCの型を分け、TAIKOやTSVなど特殊なウェハに合わせます。

  • ウェハ用ベルヌーイチャック

    JEL

    JELは反りや薄物のウェーハ向けチャックを、自社の大気用搬送ロボットに載せる形で出しています。

  • ベルヌーイ式グリッパ

    コガネイ

    コガネイはNCTシリーズでガラスと半導体ウェハを、NCTNシリーズでパン生地や紙、布を対象にします。ハーモテックはウェハ用の型を細かく分け、ウェハ以外は対象物ごとに専用のドローガードを作ります。

参照資料一覧へ

出典17件

ほか9件

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