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プリント基板・半導体関連基板 高多層基板・プローブカード基板・FC-BGA基板メーカー

FICT

高多層基板の技術を半導体のテストとパッケージへ

高多層基板の技術を、半導体のテスト用とパッケージ用の基板へ広げる長野の基板メーカー。
単体営業利益39億円を稼ぐ一方、買収で生じたのれん367億円と親会社からの借入を抱えます。

FICTは、ウェハーテストに使う プローブカード基板 と、大型の FC-BGA基板 を作る基板メーカーです。 2026年3月期の単体売上高は200億円、営業利益率は19.7%でした。 会社は千葉県茂原市で新しい生産拠点の取得契約を結び、2028年度の稼働を予定しています。

  • 2026年3月期 単体売上高 200億円 2025年10月1日に旧FICTを吸収合併した存続会社の通期の数値です。
  • 2026年3月期 単体営業利益 39億円 営業利益率19.7%。 経常利益は24億円です。
  • 2026年3月期末 長期借入金 384億円 親会社FICTホールディングスからの借入です。 純資産は458億円です。

2026年3月期末の単体の負債と純資産総資産1,006億円の内訳

  • 負債547億円
  • 純資産458億円

この会社の要点

向いている入口 研究開発 入口を選ぶ
主なリスク 親会社の借入を支える構造

長期借入金384億円は親会社FICTホールディングスからの借入で、預金137億円を担保に入れています。 親会社の銀行借入等にも415億円の債務保証をしています。

強みとリスク
出典 出典一覧(13件)

公式 8件 / IR 2件 / 採用 3件

01立ち位置

何の会社として比べるか

FICTの事業は高多層基板、半導体関連基板、高精度加工に分かれます。 半導体関連基板には、ウェハーテスト用のプローブカード基板と、半導体パッケージ基板があります。

2026年3月期

合併後の存続会社単体の損益

単体計算書類

売上と利益

億円 · 単体
  • 売上高 200億円
  • 営業利益 39億円
  • 経常利益 24億円
  • 当期純利益 14億円
2026年3月期末

総資産の中身

貸借対照表

総資産に対する比率

億円 · 単体
  • 固定資産 768億円
  • うち無形固定資産 523億円
  • うちのれん 367億円
  • 流動資産 237億円
半導体ウェハーテスト用基板

プローブカード基板

プローブカードに使うSTボードとメインボードです。 メインボードには独自のALCS-BBC技術を使い、AR66相当の接続で最大160層・板厚10mmの基板に対応します。 メモリー用では112層の基板の適用事例があります。

  • STボード
  • メインボード
半導体パッケージ基板

FC-BGA基板 GigaModule-2

100㎜を超えるパッケージ基板サイズと、14段超の多段ビルドアップに対応するFC-BGA基板です。 適用先はサーバー・HPC用MPU、ASIC・ロジック・グラフィックス、FPGAです。

  • GigaModule-2
高密度・高速伝送プリント基板

高多層基板

0.8mmピッチ・4,000ピンクラスのBGAに対応する高密度多層基板です。 貼り合せ構造で500mmサイズ超にも対応します。 高速伝送基板と厚銅基板もこの区分です。

  • 高密度基板
  • 高速伝送基板
  • 厚銅基板
穴あけ・ルーター加工

高精度加工

最速37万回転のスピンドルを載せた設備で、最小φ0.05mmのドリル穴を加工します。 ルーター加工は試作品から量産品まで、多品種・少量生産を短納期で受けます。

  • 穴あけ加工
  • ルーター加工

02収益

どこで、どれくらい儲けているか

2026年3月期の単体売上高200億円に対し、営業利益は39億円でした。 経常利益は24億円、当期純利益は14億円です。

2026年3月期 単体損益

売上高200億円 / 営業利益39億円

売上総利益は77億円、経常利益は24億円、当期純利益は14億円です。

2026年3月期末 単体財政状態

総資産1,006億円 / 純資産458億円

負債合計は547億円です。 無形固定資産523億円のうち、のれんが367億円です。

親会社からの借入と保証

長期借入金384億円

一年以内返済予定分15億円と合わせた400億円を親会社FICTホールディングスから借り、預金137億円を担保に入れています。 親会社の銀行借入等には415億円の債務保証をしています。

FormFactor、Inc.との取引

売上高9.0億円

FormFactor、Inc.は議決権の20%を間接で持つ関係会社で、2026年3月期の単体売上高の4.5%にあたる製品を買いました。

単体損益

億円 · 売上高に対する比率
  • 売上高 200億円
  • 売上総利益 77億円
  • 営業利益 39億円
  • 経常利益 24億円

03強みとリスク

強みと、リスク・検討点

強みは、最大160層のプローブカード用メインボードと、14段超のビルドアップに対応する大型FC-BGA基板です。

強み

  • 次世代DRAM向けの超高多層メインボード

    次世代DRAM向けプローブカードは多ピン化で基板の多層化が進んでいます。 FICTは独自のALCS-BBC技術で、最大160層・板厚10mmのメインボードを作れます。

    プローブカード基板
  • 関係会社FormFactorへの販売

    FormFactor、Inc.は議決権の20%を間接で持ち、2026年3月期に9.0億円の製品を買いました。 単体売上高の4.5%にあたります。

    2026年3月期 計算書類(単体)
  • 新光電気工業との取引と提携

    新光電気工業はFICTが作った製品を買っている取引先です。 会社は茂原の取得にあわせて、新光電気工業との戦略的アライアンスを強める考えです。

    ジャパンディスプレイ茂原工場の一部取得に関するお知らせ(2026年9月30日)
  • 配線の多いテスト基板を有機基板で作る

    プローブカード基板では、超微細配線や多層複合構成、F-ALCSを使い、10,000ネットを超える配線を基板に収めます。

    事業紹介

リスク・検討点

  • 親会社の借入を支える構造

    長期借入金384億円は親会社FICTホールディングスからの借入で、預金137億円を担保に入れています。 親会社の銀行借入等にも415億円の債務保証をしています。

    2026年3月期 計算書類(単体)
  • 総資産の36.6%がのれん

    のれん367億円は18年で償却します。 株式取得時の事業計画と実績を比べて減損の兆候を見ており、主な仮定は売上高成長率等です。 2026年3月期末に減損の兆候はないと判断しています。

    2026年3月期 計算書類(単体)
  • 顧客からの提訴

    特定の顧客から提訴を受けており、その対応費用に備えて訴訟関連費用引当金を積んでいます。

    2026年3月期 計算書類(単体)

04待遇

採用窓口

新卒採用と中途採用の両方で募集しています。 会社説明は新卒採用だけの選考ステップです。

職種
研究開発、商品開発、加工技術開発、営業です。 採用サイト に職種ごとの紹介があります。
選考
会社説明、書類選考、一次面接、最終面接、内定、入社の順です。 職種によって面接回数が異なる場合があります。
働く場所
国内の拠点は長野本社・工場、黒姫工場、川崎事業所です。

05勤務地と職種

どこで、どんな仕事をするか

長野本社・工場は製造・設計・研究開発、黒姫工場は製造、川崎事業所は営業・設計・研究開発を担います。

主な勤務地・拠点

長野本社・工場
長野県長野市大字北尾張部製造・設計・研究開発
黒姫工場
長野県上水内郡信濃町大字古間製造
川崎事業所
神奈川県川崎市幸区大宮町営業・設計・研究開発
糸島ラボラトリー
福岡県糸島市(福岡超集積半導体ソリューションセンター内)研究開発
公式採用の勤務地欄

採用職種

  • 研究開発
  • 商品開発
  • 加工技術開発
  • 営業

採用サイトの職種紹介の区分です。

選考フロー

  1. 会社説明(新卒のみ)と書類選考
  2. 一次面接と最終面接
  3. 内定後に入社
公式採用へ

求人DBの募集職種

求人DBで絞り込む
  • 製造オペレーター・技能職
  • 検査オペレーター
公式採用情報

06これから

会社が次に取りにいくもの

会社は茂原の新しい生産拠点について取得契約を結び、2028年度の稼働を予定しています。 製品ではプローブカード用メインボードの高多層化と、大型FC-BGA基板を開発しています。

これからの材料

茂原
引渡しは2027年3月末の予定です。 取得のお知らせ では、活用方法を検討中としています。
プローブカード基板
ALCS-BBCで最大160層・板厚10mmに対応します。
FC-BGA
GigaModule-2は100㎜を超えるサイズに対応します。

茂原での生産体制の拡充

会社は生成AIとデータセンター投資の拡大で、半導体パッケージ基板と半導体関連基板の需要が増えているとしています。 2026年9月30日に、新光電気工業から旧ジャパンディスプレイ茂原工場の西側エリア(敷地232,744.59㎡)を取得する契約を結びました。 引渡しは2027年3月末、稼働開始は2028年度の予定です。

次世代プローブカードへの高多層化

ALCS-BBCは基板同士を直接つなぐ構造で、従来工法では難しかった大容量配線を実現する技術です。 会社は次世代プローブカードの高性能化に役立てるとしています。 会社は、従来のプリント基板技術ではビアのアスペクト比や製造上の制約から、高多層化・厚板化が課題だったと説明しています。

サーバー・HPC向けの大型FC-BGA

GigaModule-2は100㎜を超えるサイズと14段超のビルドアップに対応し、サーバー・HPC用MPUを適用先に挙げています。 高速伝送や大電流の用途には、シミュレーションと設計技術で対応するとしています。

07入口を選ぶ

専攻から、入口を1つに絞る

どの基板に関わりたいかを先に決めると、職種と勤務地を選びやすくなります。

技術職

研究開発

研究開発センターのラボは長野・川崎・糸島にあり、糸島は福岡超集積半導体ソリューションセンターの中にあります。

公式採用情報
技術職

商品開発

採用サイトで職種ごとに仕事を紹介している技術職の一つです。

公式採用情報
技術職

加工技術開発

採用サイトで職種ごとに仕事を紹介している技術職の一つです。

公式採用情報

応募前の3手

  1. プローブカード基板、FC-BGA基板、高多層基板、高精度加工から関心のある分野を選ぶ
  2. 研究開発・商品開発・加工技術開発・営業から経験に近い職種を選ぶ
  3. 長野・黒姫・川崎の拠点機能から希望の勤務地を考える
公式採用へ

面接で使う技術語

  • R&D
  • Materials
  • Interconnect
  • Product Development
  • PCB
  • Design
  • Process
  • Drilling
  • Quality
  • Sales

採用職種は研究開発、商品開発、加工技術開発、営業です。

他社との違いを一言で

  • プローブカード

    日本マイクロニクス

    日本マイクロニクスはプローブカード、ウェーハプローバ、テスタ、テストソケットを作ります。FICTはプローブカードの中に入るSTボードとメインボードの基板を作ります。

  • プローブカード

    日本電子材料

    日本電子材料はプローブカードの開発・製造・販売を行うメーカーです。FICTはプローブカードに組み込む基板を作り、高多層基板やFC-BGA基板も手がけます。

  • 半導体パッケージ基板

    新光電気工業

    新光電気工業はプラスチックBGA用の貫通基板とビルドアップ基板を作ります。FICTの製品を買う取引先でもあり、茂原工場の西側エリアはFICTが新光電気工業から取得します。

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出典13件

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