SemiMapサイト内検索

半導体検査装置 イメージセンサ検査用光源装置

インターアクション

イメージセンサの検査光をつくる横浜の光学機器メーカー

イメージセンサの検査用光源で稼ぐ会社です。 2026年5月期は減収でも
IoT関連の受注残26億円が前期の2.7倍に積み上がりました。

インターアクションは イメージセンサの検査用光源装置 を作る会社です。 2026年4月に海外主要顧客を中心とする過去最大の大口受注22億円を得ました。 会社は 2027年5月期の売上高 を72億円と見込んでいます。

  • 2026年5月期 IoT関連売上高 29億円 前期比22.9%減。 連結売上高の61.2%
  • 2026年5月期 IoT関連受注高 45億円 前期24億円の1.84倍
  • 2027年5月期 営業利益予想 15億円 会社予想。 前期比127.7%増

2026年5月期のセグメント別売上高外部顧客向け

  • IoT関連29億円
  • インダストリー4.0推進18億円
  • その他900万円

この会社の要点

向いている入口 光学設計エンジニア

光学の経験がなくても、興味と意欲がある人。 会社は入社後に一から育てると書いています。

入口を選ぶ
主なリスク 少数の大口顧客に売上が集まる

2026年5月期に売上の10%以上を占めた顧客は、STMicroelectronicsの14.1%と、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの12.3%です。 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング向けの販売額は、前期の22億円から5.9億円に減りました。

強みとリスク
出典 出典一覧(17件)

公式 6件 / IR 9件 / 採用 2件

01立ち位置

何の会社として比べるか

インターアクションの本業は、イメージセンサの品質検査に使う光源装置と瞳モジュールです。 2026年5月期の売上高48億円のうち、61.2%をこのIoT関連事業が占めます。

5期の実績と会社予想

連結売上高と営業利益の推移

財務ハイライト

売上高

億円 · 連結 · 2025年5月期までは環境エネルギー事業を含む
  • 2022年5月期 60億円
  • 2023年5月期 68億円
  • 2024年5月期 77億円
  • 2025年5月期 66億円
  • 2026年5月期 48億円
  • 2027年5月期 会社予想 72億円

営業利益

億円 · 連結
  • 2022年5月期 11億円
  • 2023年5月期 14億円
  • 2024年5月期 15億円
  • 2025年5月期 14億円
  • 2026年5月期 7.0億円
  • 2027年5月期 会社予想 15億円
2026年5月期

売上の10%以上を占める顧客

有価証券報告書 第34期 販売実績

連結売上高に占める割合

% · 主な相手先別の販売実績
  • STMicroelectronics 14.1%
  • ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング 12.3%
イメージセンサ検査用光源装置

検査用光源装置(イメージセンサ用)

決められた性質の光をつくってイメージセンサに当てる装置で、品質検査に欠かせない装置だと会社は位置づけています。 IA-OPT585WXRは色温度補正、IA-OPT576WCは照度ごとの色度補正に対応し、どちらもテストヘッドに内蔵して使います。 OPTPATH-4Aはパッケージテスト用で、4DUT同時測定ができます。

  • IA-OPT585WXR
  • IA-OPT576WC
  • OPTPATH-4A
ToFセンサ検査用光源装置

検査用光源装置(測距センサ用)

測距センサの検査に使う光源装置です。 iToFセンサ向けのIA-NIR110WとIA-NIR200Wは、810nm・850nm・940nmの3波長に対応します。 dToFセンサ向けのIA-NIR201Wは、905nmと910nmの2波長を切り替えられます。

  • IA-NIR110W
  • IA-NIR200W
  • IA-NIR201W
カメラレンズ再現モジュール

瞳モジュール®

カメラのレンズ部分を再現し、検査の段階でセンサが実際に使われる環境をつくる製品です。 スマートフォンはモデルごとにレンズの枚数や形状が違うため、レンズ仕様に合わせて都度設計します。 品質検査に必須ではありませんが、歩留まりと品質の向上に役立ち、光源装置に次ぐ主力製品です。

  • 瞳モジュール®
インダストリー4.0推進事業の装置

精密除振装置・レーザ加工機

精密除振装置は、レーザを使う光学実験や、液晶・半導体素子の回路を焼き付ける露光装置などに必要な装置です。 レーザ加工機は、機械加工では難しい次世代半導体などの材料を加工できます。 どちらもグループのインダストリー4.0推進事業に属します。

  • 精密除振装置
  • レーザ加工機
  • 歯車試験機
  • AI画像処理装置

02収益

どこで、どれくらい儲けているか

利益の大半はIoT関連事業が稼ぎます。 2026年5月期のセグメント利益は13億円で、インダストリー4.0推進事業の1.0億円の13倍にのぼります。

2026年5月期 連結業績

売上高48億円 / 営業利益7.0億円

売上高は前期比27.7%減、営業利益は50.5%減です。 前期は2025年7月に売却した環境エネルギー事業を含みます。 営業利益率は14.6%です。 経常利益は8.3億円、親会社株主に帰属する当期純利益は5.3億円です。

2026年5月期 IoT関連事業

売上高29億円 / セグメント利益13億円

売上高は前期比22.9%減、利益は30.9%減でした。 海外顧客向けは好調でしたが、国内顧客向けの販売が大幅に減りました。

2026年5月期 IoT関連事業の受注

受注高45億円 / 受注残高26億円

4月に海外主要顧客を中心とする過去最大規模の大口受注22億円を得ました。 売上計上は2026年6月〜2027年2月の予定です。

2026年5月期 インダストリー4.0推進事業

売上高18億円 / セグメント利益1.0億円

精密除振装置と歯車試験機の販売が低調で、売上高は前期比9.7%減、利益は61.3%減でした。

2027年5月期 会社予想

売上高72億円 / 営業利益15億円

売上高は前期比49.6%増、営業利益は127.7%増の予想です。 会社は海外主要顧客向けの売上が業績を引っ張るとみています。

2027年5月期 第1四半期

売上高8.1億円 / 営業利益−1.4億円

売上高は前年同期比22.1%減で、営業損益は赤字でした。 会社はこの四半期を、前期に受注した大口案件に向けた準備期間と位置づけています。

2026年5月期のセグメント利益

億円 · 財務ハイライト
  • IoT関連 13億円 前期比30.9%減
  • インダストリー4.0推進 1.0億円 前期比61.3%減
  • その他 800万円

IoT関連事業の売上高

億円 · 外部顧客向け · 2027年5月期は会社予想
  • 2022年5月期 39億円
  • 2023年5月期 43億円
  • 2024年5月期 48億円
  • 2025年5月期 38億円
  • 2026年5月期 29億円
  • 2027年5月期 予想 51億円

03強みとリスク

強みと、リスク・検討点

強みは、39名のIoT関連事業で営業利益率45.6%を出す光学の専門性と、顧客ごとの作り込みです。 その裏で、少数の大口顧客の設備投資によって業績が大きく揺れます。

強み

  • 光源と瞳モジュールで稼ぐ高い利益率

    IoT関連事業の2026年5月期の営業利益率は45.6%です。 自社装置の顧客(市場)カバー率は75%以上(当社調べ)で、世界の主要イメージセンサメーカーの製造工程で採用されています。

    個人投資家の皆様へ
  • 過去最大の大口受注

    2026年4月、海外主要顧客を中心に過去最大規模の大口受注22億円を獲得しました。 IoT関連の受注高は前期の24億円から45億円に、受注残高は9.8億円から26億円に増えました。

    2026年5月期 決算説明会資料
  • 半ファブレスで固定費を軽くする

    製造は半ファブレス形式で、大規模な工場を持たず、賃貸オフィスビル内で組み立てます。 会社は、少数精鋭の体制と人材派遣の活用で、売上が大きく動いても固定費の負担を抑えられる体制だと位置づけています。

    有価証券報告書 第34期 事業の状況
  • 韓国と欧州の顧客が伸びた

    2026年5月期は韓国の主要顧客向けで需要が拡大し、業績を支えました。 欧州顧客向けの売上高は過去最高を更新しています。

    2026年5月期 決算説明会資料

リスク・検討点

  • 少数の大口顧客に売上が集まる

    2026年5月期に売上の10%以上を占めた顧客は、STMicroelectronicsの14.1%と、ソニーセミコンダクタマニュファクチャリングの12.3%です。 ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング向けの販売額は、前期の22億円から5.9億円に減りました。

    有価証券報告書 第34期 事業の状況
  • イメージセンサの設備投資で売上が上下する

    光源装置の需要は、半導体メーカーのイメージセンサ向け設備投資に左右されます。 売上の約6割はイメージセンサ用の検査関連装置で、この市場への依存度が高い構成です。

    有価証券報告書 第34期 事業の状況
  • 数社が競う市場での価格競争

    光源装置と瞳モジュールは、同社を含む数社が供給しています。 会社は、競合の大幅な低価格戦略や国内外の新規参入が競争力とシェアに響くおそれを、事業等のリスクに挙げています。

    有価証券報告書 第34期 事業の状況
  • 2027年5月期は第1四半期が赤字

    2027年5月期第1四半期の営業利益は−1.4億円でした。 IoT関連事業の売上高は3.1億円で、前年同期比49.4%減です。 会社は大口案件の準備期間と位置づけ、受注残の売上計上を第2四半期以降に見込みます。

    2027年5月期 第1四半期 決算短信

04待遇

給与、初任給、休日、手当

新卒初任給は大卒24.4万円、修士卒26.9万円、博士卒28.4万円です。 所定労働は1日7時間で、年間休日は125日あります。

新卒初任給(月給)

円 · マイナビ2027 技術職コース
  • 博士卒 28.4万円
  • 修士卒 26.9万円
  • 大卒 24.4万円
平均年間給与
2026年5月期の提出会社の従業員は63名で、平均年齢41.7歳、平均勤続7.4年です。 平均年間給与は727万9,599円でした。 有価証券報告書 第34期 提出会社の状況 の従業員の状況に載ります。
勤務時間と休日
勤務は9:30〜17:30で、休憩60分、実働7時間です。 完全週休2日(土日)と祝日で年間休日は125日、残業代は1分単位で全額支給されます。 マイナビ2027 技術職コース 募集要項 に条件があります。
初任給の内訳と手当
大卒初任給24.4万円は、基本月額22.5万円と一律手当1.9万円の合計です。 一律手当は昼食手当1万円と物価上昇手当9,000円です。 住宅手当は上限5万円か支払額の8割です。 マイナビ2027 技術職コース 募集要項 の採用後の待遇に載ります。
休暇の取りやすさ
2024年度の年平均有給休暇取得日数は16.2日で、育児休業を取った社員の割合は100.0%です。 家族のために休めるファミリーサポート休暇制度もあります。 マイナビ2027 会社概要 の会社紹介にあります。
昇給・賞与・退職金
昇給は年1回(6月)、賞与は年2回(6月、12月)です。 退職金制度は勤続3年以上が対象で、持株会もあります。

05勤務地と職種

どこで、どんな仕事をするか

本社は横浜市金沢区の横浜金沢ハイテクセンター14階にあります。 国内には山下町オフィス、熊本事業所、長崎のインキュベーションセンターもあります。

主な勤務地・拠点

本社
神奈川県横浜市金沢区福浦一丁目1番地 横浜金沢ハイテクセンター14F
山下町オフィス
神奈川県横浜市中区山下町2番地 産業貿易センタービル10F
熊本事業所
熊本県合志市福原1番地36
インキュベーションセンター
長崎県長崎市出島町1番43号 ながさき出島インキュベータ101号室
会社概要

技術職コースの配属職種と使用ツール

  • 光学設計
  • 機械設計
  • 電気設計
  • ソフトウェア
  • Zemax OpticsStudio
  • AutoCAD
  • SOLIDWORKS
  • CSiEDA
  • LabVIEW

本人の希望や適性を考えて担当業務を決めます。

選考の流れ

  1. ホームページからエントリーし、対面またはWEBの会社説明会に参加する
  2. エントリーシートを出し、適性検査(筆記またはWEB)を受ける
  3. 個別面接を3回程度受けて内々定
公式採用へ

06これから

会社が次に取りにいくもの

会社は2027年5月期に売上高72億円、営業利益15億円を見込みます。 中期では、設備投資に左右されにくいベース売上高を30億円に増やす目標です。

ベース売上高と売上総利益率

2026年5月期実績と2030年5月期目標 · 決算説明会資料
  • ベース売上高 7.5億円 2030年5月期の目標は30億円
  • 売上総利益率 60.5% 目標は50.0%以上
  • 瞳モジュール®
  • 光源装置の改造
  • 半導体関連計測製品

これからの材料

大口受注の売上計上
22億円の大口受注は、2026年6月〜2027年2月に売上になる予定です。 2026年9月には 7.4億円の大口受注 も得ました。 この案件の売上計上は2027年5月期第2〜第4四半期の予定です。
1株当たり配当
2027年5月期の1株当たり配当は55円の予想で、2026年5月期の44円から増やす計画です。 2026年5月期 決算短信 の配当の状況に載ります。
投資の枠
2027〜2029年5月期の3年間で、戦略投資30億円、新規事業投資20億円、既存事業投資35億円の枠を設けました。 2026年5月期 決算説明会資料 のキャッシュアロケーションにあります。

フィジカルAI向けセンサの検査需要

会社は、ロボットや自動運転などのフィジカルAIでイメージセンサの用途が広がり、性能要求も高くなると想定しています。 国内主要顧客の新工場では、車載やロボティクス向けセンサの生産ライン構築が検討されています。 国内の設備投資需要について、会社は中長期的な回復を想定しています。

ベース売上高を30億円へ

設備投資の波に左右されにくい売上を「ベース売上高」と呼び、2026年5月期の7.5億円を2030年5月期に30億円へ増やす目標です。 瞳モジュール®、光源装置の改造、新製品で積み上げます。

半導体関連計測製品の新規事業

特定の業界や顧客に依存しない新製品として、半導体関連計測製品を3つ開発しています。 光学製品メーカーや半導体製造装置メーカーとのパートナーシップを探っています。 会社は同様のパートナーシップを5件目指しており、その成立と製品の投入時期が売上への寄与を左右します。

既存事業投資の枠を35億円へ

2027〜2029年5月期のキャッシュアロケーションで、既存事業投資の枠を35億円に広げました。 製品ラインナップの拡充、新規顧客の開拓、フィジカルAI向けソリューションの研究開発と設備投資に充てます。 戦略投資30億円はアライアンスやM&Aの枠です。会社は必要に応じて有利子負債の活用も検討する方針です。

07入口を選ぶ

専攻から、入口を1つに絞る

光源装置と瞳モジュールのどの部分を設計したいかを決め、4職種から1つを選びます。 どの職種も、イメージセンサ検査用の装置づくりに関わります。

マイナビ2027 技術職コース

光学設計エンジニア

検査用光源装置や瞳モジュールに使うレンズと光学系の設計シミュレーションを担当します。 光学設計ソフトウェアのZemax OpticsStudioを使います。

マイナビ2027 技術職コース 募集要項
マイナビ2027 技術職コース

機械設計エンジニア

レンズを保持するレンズホルダーや、光の明るさや色を調整する駆動系部品など、装置全体の機構設計を担当します。

マイナビ2027 技術職コース 募集要項
マイナビ2027 技術職コース

電気設計エンジニア

装置のモーター類やセンサー類、安全機構の電気回路設計と、使用部品の選定を担当します。

  • モーター制御
  • 安全機構
マイナビ2027 技術職コース 募集要項

応募前の3手

  1. 製品情報でIA-OPT585WXR、IA-NIR201W、瞳モジュール®を読み比べ、色温度補正と波長切り替えの役割を自分の言葉で説明できるようにする
  2. 志望職種の使用ツール(Zemax OpticsStudio、SOLIDWORKS、CSiEDA、LabVIEW)に近い経験を、研究や授業の成果と結びつけて書き出す
  3. 海外主要顧客を中心とする大口受注22億円の案件で、入社1年目の技術者がどの工程を担うかを説明会で質問する
公式採用へ

面接で使う技術語

  • 光学設計
  • Zemax OpticsStudio
  • レンズ設計
  • 瞳モジュール®
  • 機構設計
  • AutoCAD
  • SOLIDWORKS
  • レンズホルダー
  • 回路設計
  • CSiEDA

募集対象は理系学部・学科全般の大学院生・学部生・既卒者です。

他社との違いを一言で

  • CMOSイメージセンサのテスト

    アドバンテスト

    アドバンテストのT2000は、CMOSイメージセンサの画像出力を最大4.8Gbpsで取り込むテストソリューションを用意しています。インターアクションのIA-OPT585WXRなどの光源装置は、テストヘッドに内蔵されてセンサに制御された光を当てます。

  • 半導体テストの機能

    Chroma ATE

    Chromaは、SoC向け半導体テストの機能の一つにCMOSイメージセンサのテストを含めています。インターアクションの製品は、イメージセンサ用と測距センサ用の検査用光源装置、瞳モジュール®です。

  • イメージセンサ評価用の光源

    浜松ホトニクス

    浜松ホトニクスは、光センサの特性評価・試験・校正向けに、高輝度で広い連続スペクトルを持つスーパーコンティニューム光源を提案しています。インターアクションのIA-OPT585WXRやIA-OPT576WCはテストヘッドに内蔵する検査用の光源装置で、色温度や色度の補正に対応します。

参照資料一覧へ

出典17件

ほか9件

他の半導体企業と比べる