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SCREENとEV Group、チップごとにずれ補正|後工程露光5機種、反り対応は共通

SCREEN SPEのDW-3100は、全体・局所・ダイ単位の3種類の位置合わせを掲げる。後工程向けの露光装置5機種(SCREEN、EV Group、Applied MaterialsとUshio、Nikon、キヤノン)の公表資料を並べると、基板の反りや歪みへの対応は5機種すべてが掲げる。チップごとのずれの補正を明記しているのは、DW-3100とEV GroupのLITHOSCALE XTだ。解像の数字は各社で指標が違い、SCREENは1 µm未満の解像1を掲げる。

SCREENの前の機種DW-3000について、DW-3000を使うカナダの研究施設C2MIは、補正を全体と局所の歪みの実時間補正2と紹介し、解像を3 µm(L/S)としている。DW-3100は、これに対して3種類の位置合わせと1 µm未満の解像を掲げる。チップのずれがなぜマスクレス露光を求めるかは、DW-3100の解説で扱った。

反りと歪みへの対応は、5機種すべてが掲げている

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基板の反りへの対応は、5機種に共通する売り文句だ。EV Groupは2025年5月に発表したLITHOSCALE XTで、反ったウェーハに対してウェーハ全体の歪みとチップのずれを実時間で補正する3と説明した。Applied MaterialsとUshioは2023年12月、両社のデジタル露光装置DLTが予測しにくい基板の反りに対処し、重ね合わせの精度を出すよう設計されている4と発表した。Nikonも2025年7月の発表で、DSP-100が基板の反りと変形を高い精度で補正するとした5。

マスクを使うステッパーも、反った基板を扱う。キヤノンのパネル用ステッパーFPA-8000iWは6、最大10 mmの反りに対応し、重ね合わせ精度を200 nm以下とする。反りやすい有機基板の事情は、大型パッケージ基板の反りの記事にまとめている。

後工程向け露光装置5機種の公表値を指標とともに並べた表。SCREEN DW-3100は1 µm未満(解像)、EV Group LITHOSCALE XTは2 µm未満(L/S)、Applied・Ushio DLTは2 µm未満(線幅)、Nikon DSP-100は1.0 µm(L/S)、Canon FPA-8000iWは1.0 µm以下(解像)。反りへの対応は5機種すべてに、チップごとの補正はDW-3100とLITHOSCALE XTに丸が付く。
5機種の公表資料では、反りへの対応は全機種に共通し、チップごとの補正はSCREENとEV Groupが明記する。解像の数字は各社で指標が違う。キヤノンの機種だけがマスクを使うステッパーだ。

5機種のうち、チップごとの補正を明記するのはSCREENとEV Groupだ

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チップ1個ずつのずれに合わせて描く機能を製品の仕様に書いているのは、DW-3100のダイ単位の位置合わせと1、LITHOSCALE XTのダイシフト補正だ3。LITHOSCALE XTは露光ヘッドを最大6個並べ、300 mmウェーハか300×300 mmのパネルを並行して露光する。

測定とデータ生成の工程を組んで、チップごとに図形を作り直す方法もある。Deca Technologiesのアダプティブパターニングは、成形後にすべてのチップの位置を光学式のスキャナーで測り、パネルごとに専用の露光データを作ってマスクレスのレーザー直描装置で描く。Decaの2022年の発表によれば7、使う装置は日立ビアメカニクス(現ADTEC Engineering)の機械を改造したものだ。Decaは、X・Y方向に±15 µm、回転±0.1度のずれがある2チップの試験で、歩留まり100%を示した。チップごとの補正は、露光装置の機能としても、測定とデータ生成を組み合わせた工程としても実現されている。

解像の数字は、各社で指標が違う

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各社が掲げる解像の数字は、指標がそろっていない。SCREENはDW-3100の解像を1 µm未満とし8、光学系を全面的に設計し直して実現したと説明する。NikonのDSP-100は1.0 µmのL/S5、マスクを使うキヤノンのFPA-8000iWは解像1.0 µm以下だ6。LITHOSCALE XTは2 µm未満のライン・アンド・スペース3、Applied MaterialsとUshioのDLTは2 µm未満の線幅4を掲げる。Applied MaterialsとUshioは、1 µmとそれより細い線幅へ進める計画を示した。

どの配線ルールに何 µmの解像が要るかは、1.0 µm機と1.5 µm機の比較で検討した。そこでの整理では、2/2 µmまでの配線は1.5 µm機の解像の範囲に入り、1.0 µm機が要るのは2 µm未満の配線になる。

基板の寸法と出荷の段階は、機種ごとに違う

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対応する基板の大きさは機種で違う。DW-3100はウェーハ向けと角型パネル向けの構成1を選べる。NikonのDSP-100は最大600×600 mmの角型基板5を扱い、510×515 mmの基板で毎時50枚を処理する。キヤノンのFPA-8000iWは515×510 mmのパネル6を処理する。パネルの寸法の動向は、ガラスコアのパネル寸法の記事にある。DSP-100の処理能力の数字の読み方は、DSP-100の記事で扱った。

出荷の段階もそろっていない。Applied MaterialsとUshioは2023年12月の時点で、DLTの量産機を複数の顧客へ出荷した4と発表している。EV Groupは2025年5月にLITHOSCALE XTの受注を始めた。Nikonは2025年7月にDSP-100の販売を始め、2026年度に発売する予定だ。SCREENは2025年12月にDW-3100の販売を始めた8。

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