CVD(化学気相成長)前工程 › 成膜
CVD(化学気相成長)は、原料を含むガスを反応室へ送り込み、基板表面での化学反応によって膜を積む成膜方式である。ガスが表面に届いて反応するため、条件を選べば深い溝や穴の側壁と底にも膜を付けられる。反応を進める手段や圧力の違いにより、減圧で多数枚を一度に処理するLPCVD、プラズマで低温化するPECVD、有機金属原料を使うMOCVDなどに分かれ、温度や均一性、膜材料の要求に合わせて選ぶ。
分類上の位置
Section titled “分類上の位置”成膜の下にある工程で、同じ分類にはほかに8工程がある。
- APCVD(常圧CVD):APCVD(常圧CVD)は、反応室を大気圧に近い圧力に保ったまま原料ガスを反応させ、基板上に膜を積むCVDである。
- FCVD(流動性CVD):FCVD(流動性CVD)は、流れる性質を持つ膜をCVDで形成し、その流動によって狭い溝や隙間を底から埋める成膜方法である。
- LPCVD(減圧CVD):LPCVD(減圧CVD)は、反応室の圧力を下げた状態で行うCVDである。
- MOCVD(有機金属気相成長):MOCVD(有機金属気相成長)は、GaやAlのような金属を有機金属化合物として気化させて反応室へ運び、基板上で分解・反応させて膜を成長させるCVDである。
- PECVD(プラズマCVD):PECVD(プラズマCVD)は、プラズマで原料ガスを分解して反応を促し、熱だけで進める熱CVDより低い基板温度で薄膜を作るCVDの一種である。
この工程は、コンタクトプラグ形成の「Wプラグ(ブランケットW)」、STI(シャロートレンチ分離)の「STI(浅溝分離)の基本工程」、前工程の「SEAJ工程図の前工程(インゴットからウェーハ検査まで)」の手順の一部として出てくる。
- CVD装置
- SACVD装置(準常圧CVD装置)
- メタルCVD装置
- HDPCVD装置(高密度プラズマCVD装置)
同じ分類の工程
Section titled “同じ分類の工程”PVD(物理気相成長)・スパッタ、ALD(原子層堆積)、エピタキシャル成長、めっき、選択成膜(領域選択成膜)、スピンコート、ベベル成膜、IAP(インクジェット適応平坦化)