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ハイブリッドボンドピッチとは

ハイブリッドボンドピッチとは、ハイブリッド接合の結線を配置する間隔です。 チップを重ねる利点は層の間でやり取りできる信号の量で決まり、同じ面積に入る結線の数はピッチの2乗に反比例して増えます。このためピッチが3D積層の主な指標になります。その代わり、ピッチを縮めるほど位置合わせと面の平坦さ、清浄さへの要求が厳しくなり、許される位置ずれはピッチと同じ割合で小さくなります。

結線の数はピッチの2乗に反比例し、ピッチが5分の1なら25倍になる

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同じ面積に入る結線の数
ピッチ 2 μmピッチ 400 nm2 μm2 μm400 nm結線 1本結線 25本Cuパッド誘電体
一辺2 μmの面に、ピッチ2 μmなら結線は1本、ピッチ400 nmなら縦横5本ずつの25本が入ります。

1本の結線が受け持つ面積はピッチの2乗なので、結線の数はピッチの2乗に反比例します。ダイ接合の2 μmとウェーハ接合の400 nmに当てはめると、ピッチは5分の1、同じ面積に入る結線は25倍です。結線が増えるほど層の間の帯域が増え、配線の距離が短いぶん、同じ帯域を低い電力で通せます。

はんだは10〜5 μmで限界とみられ、Cuの直接接合は2 μmから250 nmへ進んだ

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接続方式ごとの結線ピッチ
はんだのダイ接合10〜5 μmCuの直接ダイ接合2 μmウェーハ接合(nm)400300250200200 nm1 μm10 μm結線のピッチ(対数)
はんだのダイ接合は10〜5 μmで限界に達するとみられ、Cuを直接つなぐダイ接合は2 μm、ウェーハ接合は400 nmから250 nm、200 nmまで縮んでいます。

imecは、はんだを使うダイ接合は10〜5 μmのバンプピッチで限界に達するとみています1。マイクロバンプのはんだ球を配置する方式の、寸法の下限です。imecはそのうえで、CuとSiCNを直接接合するダイ接合でCuボンドパッドのピッチ2 μmを実証し1、ECTC 2024で発表しました。

2枚を丸ごと貼るウェーハどうしの接合は、さらに細かいピッチに届きます。imecの実証は、400 nmピッチで信頼性の高い結線を示したあと、300 nm、VLSI 2025では250 nmへ進みました2。imecは2026年5月にEVGと組んで200 nmピッチのウェーハ接合も示しています。はんだバンプとは桁の異なる水準です。

許される位置ずれはピッチの4分の1で、ピッチと同じ割合で縮む

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ピッチと許される位置ずれ
位置ずれ(nm、対数)ピッチの4分の1507510050025未満350未満ウェーハ接合ダイ接合実測のずれ2003004002000接合ピッチ(nm、対数)
許される位置ずれはピッチの4分の1の直線に乗り、200 nmピッチで50 nmです。300 nmピッチのウェーハ接合も2 μmピッチのダイ接合も、実測のずれはこの直線の下に収まっています。

接合工程に必要な位置合わせ精度はピッチの4分の1で、200 nmピッチなら50 nmです2。400 nmピッチなら100 nmになり、ピッチを半分にすると許される合わせの誤差も半分になります。密度を上げる工程は、接合装置の位置合わせと検査の精度を必ず同じ割合で要求します。

imecの300 nmピッチのウェーハ接合では、位置合わせ誤差が25 nm未満でした2。4分の1の目安である75 nmより小さい値です。2 μmピッチのダイ接合では、高速かつ高精度なピック&プレースが350 nm未満の位置合わせ精度を実現しました。同じ目安を2 μmに当てはめると500 nmで、その内側に入っています。装置の性能がそのまま歩留まりを左右します。

パッドが小さいほど、同じ凹みの影響が大きくなる

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CMPの最適化によって、imecはCuパッドの凹みを2.5 nm未満に抑えた平滑な面を得ました1。パッドが小さくなるほど、同じ凹みでも相対的な影響が大きくなり、2 μmのパッドと400 nmのパッドでは許される凹みが異なります。

imecはダイの個片化にプラズマダイシングを使い、粒子の発生を抑えました。ピッチを縮める開発は、表面を汚す要因を1つずつ減らす作業を伴います。

2 μmピッチの歩留まりは、Kelvin構造で85%超、デイジーチェーンで70%超

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imecの2 μmピッチのダイ接合で、Kelvin構造の電気的歩留まりは85%超、デイジーチェーンは70%超でした1。デイジーチェーンは多数の結線を直列に結んだ試験構造で、1か所でも開けば全体が落ちるため、単体の歩留まりより厳しい値になります。

ピッチが小さいほど、1か所の欠陥が奪う結線の割合も上がり、検査の負担が増えます。損失の出方は接合方式で違い、ダイ接合では位置ずれの合否がダイごとに決まり、ウェーハ接合では上下のウェーハの良品率が掛け算で効きます。合わせ精度、平坦さ、清浄さ、検査への投資が、密度の対価です。

ハイブリッドボンドピッチとは何ですか?

ハイブリッド接合の結線を配置する間隔です。結線の数はピッチの2乗に反比例するので、この値が小さいほど同じ面積で多くの信号を層の間へ通せます。

はんだではどこまでですか?

imecは、はんだを使うダイ接合が10〜5 μmのバンプピッチで限界に達するとみています。はんだ球を配置する方式の寸法の下限です。

ダイ接合ではどこまでですか?

imecがCuとSiCNを直接接合するダイ接合でCuボンドパッドのピッチ2 μmを実証し、ECTC 2024で発表しました。このときの位置合わせ精度は350 nm未満でした。

ウェーハ接合ではどこまでですか?

imecの実証は400 nmピッチで信頼性の高い結線を示したあと、300 nm、VLSI 2025では250 nmへ進みました。

ピッチが小さいと何が要りますか?

接合工程に必要な位置合わせ精度はピッチの4分の1で、200 nmピッチなら50 nmです。ピッチを半分にすると、許される位置ずれも半分になります。

なぜ密度を上げたいのですか?

層の間でやり取りできるデータ量が増えるためです。距離が短いぶん、同じ帯域を低い電力で通せます。

面の仕上げはどのくらい要りますか?

imecはCMPの最適化で、Cuパッドの凹みを2.5 nm未満に抑えた平滑な面を得ています。パッドが小さいほど、同じ凹みの相対的な影響は大きくなります。

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